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国家安全法で初の逮捕者 民主派デモ敢行、370人拘束 厳戒下の香港返還23年

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時事通信

 【香港時事】英国から中国への香港返還23年に当たる1日、香港の民主派は、中国政府が香港統制を強化するため6月30日深夜に施行した「香港国家安全維持法」に反対するデモを敢行した。  警察当局が厳戒体制を敷く中、香港島中心部に数千人とみられる市民が集まり抗議のシュプレヒコールを上げた。警察は同法を適用し、初の逮捕に踏み切った。  警察は約370人を逮捕し、そのうち10人に国家安全維持法を適用したと発表。「香港独立」と書かれた旗を所持するなどしていたといい、同法が禁じる「国家分裂」に当たると判断したとみられる。  警察当局は今年、返還記念日に恒例となっているデモを新型コロナウイルス対策と治安への懸念を理由に禁じたが、民主派側は実施を表明。1日午後には香港島の繁華街に集まった市民と警官隊との間で小競り合いも起き、警察側は早々に「国家安全維持法に基づき逮捕する可能性がある」と書かれた警告旗を掲げた。一部のデモ隊は店舗を破壊するなど過激化し、警察によると、取り締まりに当たっていた複数の警察官がナイフのようなもので刺されるなどして負傷した。警察側は鎮圧に当たって催涙弾や放水車を使った。  中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会が30日可決した国家安全維持法は同日午後11時(日本時間1日午前0時)に施行された。同法の定める違法行為は非常に広範で、例えば「テロ活動」の項目には「交通機関や通信の妨害」なども含まれ、昨年の反政府デモで頻発した道路封鎖や信号機破壊を意識した内容となった。 

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