獅子舞で節目お祝い 南砺、相倉・菅沼合掌造り集落
■国史跡50年・世界遺産25年 12月の式典へ保存会が練習 南砺市の相倉、菅沼両合掌造り集落の史跡指定や世界遺産登録の節目を祝う12月の式典に向け、オープニングを飾る獅子舞の練習が9日夜、相倉合掌造り集落で始まった。(湯浅晶子) ことしは相倉、菅沼両合掌造り集落が国の史跡に指定されて50年、ユネスコの世界文化遺産に登録されて25年の節目を迎える。式典は12月5日、同市下梨(平)の市平若者センター春光荘で開かれ、冒頭に獅子舞が披露される。 晴れの舞台に向け動きに磨きを掛けようと、相倉青年会・獅子舞保存会(中田拓郎会長)が練習を始めた。保存会のメンバーや、獅子と向かい合って舞う獅子とりの相田笑那さん(平中学校1年)と中田颯君(上平小学校6年)が参加した。 新型コロナウイルスの影響で集落の祭りが中止になったため、獅子舞を踊るのは久しぶり。中田会長の太鼓に合わせ、動きを一つ一つ確認しながら勇壮に舞った。練習は本番まで、ほぼ毎日続ける。中田会長は「恥ずかしい踊りはしたくない。協力して練習に取り組んでいく」と話している。