昆布茶、大阪と広島のライバル2社が“3番勝負” 料理対決で利用促す 第1回対決メニューは「たこ焼VSお好み焼」
昆布茶市場の活性化へ向け、ライバルメーカー2社が手を組んだ。大阪市の不二食品と広島市の日東食品工業だ。 「絶品レシピ 3番勝負」として特設サイトを開設。昆布茶を使ったレシピをそれぞれが提示し、参加者は「おいしそう」と思った方に投票する。11月1日に第1回戦がスタート。3か月にわたり、3回勝負を行う。 【参考】11月1日に第1回戦がスタートする特設サイト 勝者に投票した人の中から抽選で50人に“勝利陣営”の製品詰め合わせが贈られるほか、投票者全員に両社の楽天市場で使えるクーポン券がプレゼントされる。 東京で開かれた展示会で両社の社長が会った際、昆布茶の拡売へ向け何か一緒に取り組めないかと話したのがきっかけ。不二食品は関西、日東食品工業は中四国・九州を地盤とし、エリアの棲み分けができていることも実現を後押しした。 昆布茶は飲用者の高齢化が進む一方で、調味料としての利用が定着しつつある。不二食品の藤井隆義社長は「昆布茶の料理への使用を、さらに促進しようという狙いがある。競合企業が手を組んだということで話題性もある」と説明。日東食品工業の冨海智社長は「これをきっかけに昆布茶市場のテコ入れを図るとともに、伸びている通販サイトの拡大にもつなげたい」と期待を示す。 第1回目の対決メニューは「たこ焼VSお好み焼」の予定だ。