卓球男子 張本智和「メダルの価値を痛感させられた」も「今が一番スッキリしている」仲間の奮闘に「感動した」妹にエールも
「パリ五輪・卓球男子団体・3位決定戦、日本2-3フランス」(9日、パリ南アリーナ) 【写真】涙、涙、張本らをぐっと抱きしめる田勢監督 日本は開催国のフランスと対戦。だが完全アウェーの中、ゲームカウント2-3で敗れ、銅メダル獲得はならなかった。 涙を見せていた張本は清清しい表情で報道陣の前に姿を見せた。「最後の篠塚の試合を見て本当にこの3年間頑張ったな。格上の相手に果敢に立ち向かってもしかしたらというところまで。この3年間で一番感動した試合」と理由を明かし、「今が一番スッキリしている」と心境を語った。 自らが敗れて0-2となった段階で「スウェーデンにやられたことをやり返すしかない。戸上と一緒に5番まで回そう」と気持ちを切り替えた。「全部1点差、2点差。あと少しなんですけど、笑っちゃいました。またこれか…って。95%くらいは出し切れた」と振り返り、「今も戻れるなら戻りたい。一生、悔いは残ると思いますけど、それがスポーツなのかな」と明かす。 フランスの盛り上がり方を見て「メダルの価値を痛感させられた」と悔しさもにじませた張本。兄妹でのメダル獲得はならなかったが「観客で応援すると思う。金メダルの夢を託して頑張って欲しい」と妹の美和にエールを送った。