クルマエビ出荷大忙し 年末年始の贈答用 熊本・天草漁協
クルマエビ養殖発祥の地として知られる上天草市で、年末年始の贈答用クルマエビの出荷が慌ただしくなっている。各養殖場で従業員たちが、大きさの選別や箱詰めに追われている。 天草漁協車えび養殖場(大矢野町)は今月から販売を開始。27日は早朝から従業員8人が、16~18センチに育ったクルマエビを、大きさごとに1匹ずつ選別し、生きのいいまま、おがくずの入った箱に詰めていた。 今季は夏の猛暑で、海水温は1~1・5度高かった一方、餌の調整に取り組んだことなどで、例年通りの品質に仕上がったという。年末までに20トン超の出荷を見込む。小﨑陽介場長(44)は「甘みとぷりぷりした食感を楽しむなら刺し身が一番」と話した。 料金は、12月23日注文分まで1キロ8500円▽700グラム6000円▽500グラム4300円▽300グラム2600円。24日以降は200~500円増し。送料別。同養殖場☎0964(56)1279。(丸山宗一郎)