「ノブを交換」は昭和脳! ボタン・ダイヤル・後付けパドルもアリの最先端「シフトカスタム」の世界
現在の交換用シフトノブは車種専用品が主流
昔からドライバビリティを向上させるカスタムといえばステアリング交換だが、それとセットで注目されてきたのがシフトノブ交換。ウッドやレザー巻きなど、ステアリングとコーディネートするのがドレスアップ的にも定番メニューだ。 【画像】ダイヤル式シフトの「回し方」や「ダイヤル部が飛び出るシーン」など(53枚) しかし最近は純正でエアバッグ付きステアリングが標準装備されるため、ステアリング交換のニーズが減少。シフトノブもATが主流になる中で車種ごとの独自形状が定着し、汎用ノブでのカスタムが困難になってしまった。 そこで進化を果たしたのが、車種ごとに専用設計されたATシフトのカスタムだ。純正コンソールに完璧なフィットを実現しつつ、カプラーオンで配線はとても簡単。インストールのしやすさと劇的なルックスの向上から、ドレスアップシーンで注目されている。
最先端の「ダイヤル式」
特にトレンドの最前線といえるのが、一部の高級欧州車に採用されている「ダイヤル式」に交換できるキット。 例えばパワーLLCが開発した「i-Shifter(アイ・シフター)」は、イグニッションに連動してATダイヤルがリフトアップ&ダウンするギミックが未来的で、乗るたびにカスタムしたことを実感できる。 操作は非常にシンプルで、ダイヤルを左右に回すだけのセレクターは誰でも使いやすい直感的なものだ。洗練された造形は高級感もあり、どんなインテリアカスタムにもマッチするのが嬉しいポイントといえるだろう。
定番の「ボタン式」
ATシフトカスタムの中でも、特に旧型プリウス(30系)用が人気を集めた「ボタン式」は定着した感がある。純正AT(CVT)レバーの代わりにシフトポジションをダイレクトに選択できるボタンを配置し、スマートなAT(CVT)操作ができるようになるのだ。 代表的なものとして、トムスからはトヨタ車(プリウス、プリウスPHV、ノア/ヴォクシー/エスクァイア)用が、ノブレッセからは 旧型フィット・ハイブリッド(GP5/6型)用が発売されている。 イルミネーションが選べる製品ならカラーコーディネートも美しく統一でき、ナイトシーンのルックスにこだわることも可能。突起のないスマートなコンソールと美しいイルミネーションは、クールなルックスを演出してくれる。