スカートを勧められたことも…人気歌手が語る「業界の性差別」
今最もホットなアーティストの一人である、デュア・リパ(25歳)。先日、英雑誌『Attitude』の表紙を飾り、音楽業界における性差別やLGBTQ+の権利などについて、自身の想いを告白。 シングル「New Rules」にて大ブレイクし、第61回グラミー賞にて「最優秀新人賞」と「最優秀ダンス・レコーディング賞」の2部門を受賞するなど、音楽業界で活躍してきたデュア・リパ。そんな彼女が『Attitude』誌のインタビューで、音楽業界にいる女性が対等に接してもらうためにどうしていくべきか、またどのようにして自分を守るかについて率直に語った。 「特にポップミュージックの世界では、多くの人が私たちを“作られたもの”だと思っています。だから自分で歌詞を書くときには、常に人々に“自分”を証明しなければならないというプレッシャーや不安があります」
デビューアルバムを制作しているときにも、「部屋の中にただ座って、誰かが私のために曲を書いてくれるのを待つつもりはない」と感じていたというデュア。また人々に真剣に受け止めてもらうためには、「もう少し努力しなければならない」ともコメント。 さらに音楽業界に蔓延る、「性差別問題」にも以下のように語った。 「ミュージックビデオの撮影のときに、監督が『絶対にスカートを履いた方がいいと思う』と言いました。みんなはイギリスのポップスターが、かわいいスカートを履いている姿を見たいからって。けれど私は『凍えそうだからズボンを履きます』と言ったんです。私は自分の立場を確立することや、それらを実現する方法を知っています」 「それに私たちは、このようなことを立ち向かうことに慣れています。私はいつもすぐに確認するんです。もし誰かが私が同意していないことを言っていたら、『私はそれをするつもりはない。私はこれをするつもりです』と伝えています」 これまでにも業界での性差別について、声を上げてきたデュア・リパ。自分の信念をしっかりと持つデュアだからこそ、彼女のサウンドは多くの人の心を動かすのかも。これからも活躍が楽しみですね!