MotoGP日本人ライダーの戦い【第16戦日本GP】もてぎを沸かせた小椋藍、2位表彰台獲得に相反する胸中
Moto2佐々木歩夢はレインタイヤをチョイス。「自分の選択ミス」
Moto2クラスに参戦する佐々木歩夢(ヤマハVR46マスターキャンプ・チーム)は、小椋とは対照的にレインタイヤを選んで再スタートのレースに臨み、21位だった。 「降ってきたときには雨かなと思ったんですが、霧雨だったんです。だからあまり路面が濡れなくて。僕が自分でタイヤを選んだのですが、完全に自分の選択ミスですね」 佐々木は10月5日(土)に、2025年、2026年はチームを移籍し、RW-Idrofoglia Racing GPからMoto2クラスに参戦することが発表されている。 Moto3クラスでは、山中琉聖(MTヘルメット – MSI)が6位でゴールした。 「レース序盤に(優勝したダビド・)アロンソなどと比べて無駄な動きをしてタイヤを使ってしまったし、レース中盤に順位を落としてからリカバリーするのにも時間がかかりました。ただ、中盤から後半にかけて、ペース自体は悪くなかったと思います」と、厳しい表情で語っていた。 17番手スタートから7位でレースを終えた鈴木竜生(リキモリ・ハスクバーナ・インタクトGP)もまた、険しい表情でレースを振り返っている。現在の課題は予選順位だという。 「レース中は自分のペースが悪くないとわかっていたので、落ち着いて大きなミスをすることなく少しずつ順位を上げて17位でレースを終えました。内容としてはよかったのですが、予選の悔いが残りました。予選順位を改善して、いい位置からスタートできれば、もっといいレースができると思います」 9位だった古里太陽(ホンダ・チームアジア)は厳しいレースではあったが「自分のベストは尽くしたかなと思います」と、淡々と語っていた。 日本GPには全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに参戦する若松玲が、FleetSafe・ホンダ – Mlavレーシングから代役参戦し、26位で完走した。若松は、J-GP3のランキング2番手につけ、チャンピオン争いを展開している。初参戦のMoto3ではマシンの違いに苦戦し、今季の開幕戦で優勝したもてぎを「初めて走るサーキットみたい」と語るほどだった。 ただ、「自分の課題が明確になってよかったです。全日本で生かしたいと思います」とも語っていた。 MotoGP第17戦オーストラリアGPは、オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで、10月18日から20日にかけて行われる。
伊藤英里_Eri Ito
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