【ボクシング】高山勝成のプロ復帰戦は小西伶弥の陽性反応で中止
きょう23日、兵庫県三田市で予定されていたライトフライ級6回戦、元4団体の世界ミニマム級チャンピオン高山勝成(寝屋川石田)対IBF世界ライトフライ級8位・小西伶弥(SUN-RISE)の試合は、小西が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたため中止となった。 写真=9月9日に行われた「三田から世界へ16」の記者会見(左から)石井、加納、高山、松岡
昨日の統一検査(PCR)の結果、きょう陽性と判定された小西は、ガイドラインに従って隔離処置中。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、小西は1週間前にもPCR検査を受けて陰性。本人もジム側も相当程度、感染予防対策を講じていたことを確認している。安河内剛本部事務局長は「すでに何が起きてもおかしくない状況にあると考えざるをえない。検査体制のみならず、興行そのもののあり方も含め、26日のコロナ対策小委員会で協議する」とした。 小西とともに前日計量をクリアしていた高山は陰性。小西戦で4年3ヵ月ぶりのプロ復帰戦を予定していた。5月でプロボクサー定年の37歳を迎えた高山だが、JBCは不可抗力のため、引き続き定年延長を認める意向。試合の中止について高山は「練習を積み重ねてきた中で、当日の試合中止は残念ですが、致し方ないと思っております。小西選手や新型コロナウイルスに感染された方々の回復をお祈りしております。次の試合に向けて気持ちを切り替えていきます」とコメントした。 写真/日本ボクシングコミッション
ボクシング・マガジン編集部