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「長野3人死亡」事件 自殺した暴力団幹部は山口組分裂騒動でも発砲した過去

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デイリー新潮

 長野県坂城町の市川武範さん宅で男女3人が死亡した事件。無関係の2人を拳銃で撃って自殺した山口組系暴力団幹部の小沢翔(35)には、他所でも引き金を引いていた過去があるという。 【画像】抗争激化であなたの近所にも「火薬庫」が!? 全国危険地帯「ハザードマップ」

 小沢は市川武範さんの長男とトラブルになっていて、 「5月26日の夜11時半ごろ、窓ガラスを割って武範さん宅に侵入。22歳の長女、飲食店店員の杏菜さんと、16歳の次男、高校1年生の直人さんの頭部を撃って殺害した。武範さんは不在、在宅していた奥さんは無事でした」  とは、大手メディアの県警担当記者。 「小沢は、自分の元妻と同僚の長男が交際していたことで、長男を逆恨みした。家に乗り込んだものの長男は不在で、一面識もない家族に手をかけたわけです。事件2日前には上田市内のコンビニ駐車場で小沢が長男に暴行をはたらき、傷害容疑で逮捕状が出ていた。長男は、警察によって避難させられていたのです」  ちなみに武範さんは、 「国体出場経験もある、地元で名の知れたアマチュアボクシングの大御所。整体院を営むかたわら、上田市内のボクシングクラブの会長をつとめていました。2015年には地元の体育協会からスポーツの功労者として表彰されています」  武範さんはボクシングクラブを“コロナ明け”に再開させるために日々奔走していたという。もし彼が在宅していたらその拳で……と想像しても詮無いことか。

山口組分裂騒動で

 事件は容疑者死亡のまま書類送検されるが、 「実は、小沢はほかにも拳銃を使っていたフシがあるんです。今回と同じ銃かは分かりませんが、16年の山口組分裂騒動時にも銃を撃っていると思う」  と、小沢の知人が語る。 「あいつは6代目山口組の3次団体の若頭です。16年当時、飯田市での射殺事件から分裂騒動は広がりました。神戸山口組に寝返ろうとした人物が撃たれたのです。この流れで、上田市の小沢の組事務所にも火炎瓶らしき物が投げ込まれた。その“返し”で、神戸山口組傘下の組事務所への発砲がありました。このときに銃弾を撃ち込んだのが小沢。彼は生前、近しい奴には発砲したことを認めていましたよ」  武範さん宅に残されていたのは銀色と黒色の回転式拳銃。事務所に発砲したモノと同じなら、死んでなお、小沢には罪状がつくことになる。知人が続ける。 「組事務所への発砲事件は実行犯が捕まっていないのです。この“手柄”が界隈で噂され、名前が広まった。あいつは肩で風を切っていましたね」  だが、業界の例に漏れず、シノギは苦しかったようだ。 「クスリを扱うこともあったようだけど羽振りは悪く、家電量販店の配送なんて仕事もやっていた。2年前にはサザエ10個の密漁で逮捕されたこともあったな。カネがない証拠に、上田市内の7万円前後のアパートで元妻とその連れ子2人の4人で暮らしていたんですよ。元妻と小沢は再婚同士でさ。彼女は、“嫉妬深くて困る”とコボしていたけど」  この元妻はスレンダーで目がぱっちり、女優の小沢真珠似という。元妻をめぐって破れかぶれになったヤクザ者――。分裂騒動での武勲を誇示するために拳銃を残したのか。 「週刊新潮」2020年6月11日号 掲載

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