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タケノコ出荷 ようやく 一関の3地域、原発事故の規制解除

配信

岩手日報

 一関市の大東、東山、藤沢の3地域で、今月から地元産のタケノコの販売が始まった。東京電力福島第1原発事故の影響で2012年から出荷制限が続いていたが、4月下旬に3地域限定で解除となり、久しぶりに店頭に並んでいる。生産者は春の味覚の復活を喜ぶ一方、市内ではほかにも出荷制限が続く品目があり、さらなる解除の進展を願っている。  同市大東町の産直施設・ふるさと大東には今月下旬から、大きいもので50センチを超えるタケノコが販売されている。町内産のモウソウチクのタケノコは肉厚で歯ざわりが良いと好評。待ちかねた客が早速手に取り、すぐに売り切れとなった。  産直の菅原豊一(とよいち)代表(72)は「これでようやく安心して売れる」と胸をなで下ろす。同市では12年5月に市全域のタケノコに出荷制限がかかった。町内には流通できないため放置された竹林もあり、規制解除が待ち望まれていた。  解除された市内の3地域以外では過去に基準値を上回る放射性物質を検出したこともあるため、今回解除には至らなかった。同市ではこのほか、放射線の影響で野生のキノコやワラビ、ゼンマイなどで出荷規制が続く。特産の原木シイタケも栽培管理を条件に出荷可能になったが、地元のほだ木を使うことができないなど環境面で不便も多く、生産者数や出荷量は東日本大震災前に遠く及ばない。

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