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【日本で買えない】日産マイクラは文句なしにカッコイイ。キックスに続いて国内導入は期待できるのか!?

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英国仕様のマイクラには117ps/200Nmのスポーツモデルも

グローバルメーカーである日産は、国内で販売されていない車種も多く製造している。欧州向けのマイクラはそのうちのひとつだが、元々日産 マーチの海外名だった。では、2020年現在、欧州で販売されているマイクラとはどのようなクルマなのか。 【写真】スタイリングの五面図とインパネなどを見る(全12枚) 日産 チェリーに代わるエントリーモデルとして、1982年にたのきんトリオのマッチこと近藤真彦氏をCMキャラに起用してデビューしたマーチ。キャッチコピーも「マッチのマーチはあなたの街にマッチする」となんども「マ」と「チ」を連呼したCMが放送されていた。それから40年近く経過し、当時小学生だった筆者は今でも鮮明に記憶しているほど大きなインパクトだった。この初代マーチは海外へ輸出され、現地でマイクラを名乗った。 日本で販売されている現行のマーチは4代目にあたり、世界統一仕様によりコストダウンを図った意欲的なモデル。これが世界中でいまも販売されていれば簡単な話だが、欧州で事情が異なるからややこしい。欧州仕様のマイクラは2017年にフルモデルチェンジを行い、5代目となっているからだ。 欧州仕様のマイクラは、なぜ他地域に先駆けて世代交代を行ったのか。その理由について日産から公式のアナウンスがないため筆者の推測になるが、同市場における訴求力の低下だろう。4代目マイクラがデビューした2010年は、リーマンショック(2008年)の影響により世界経済の低迷が続いていた。そこでコストダウンを図ることにより安価な価格を実現したものの、質感の低下も招くことになってしまったのだ。 かわいらしさで人気を博した3代目マーチからキープコンセプトのエクステリアデザインだったため、日本でデビューして数年、2011年が約5万台、2012年が約4万台と3代目並みに販売台数も多かった。しかし、徐々に台数を落として2018年には約1万2000台にまで減少していた。 この傾向は欧州市場でも同様だった。歴代マイクラはイギリスで生産されていたが、4代目はインド生産に転換。インド製の品質は3代目に及ばないとされ、フォード フィエスタやセアト イビーザなどのライバル車に太刀打ちできていなかった。そこで他地域に先駆け、モデルチェンジが行われたと考えられる。 そこで開発された5代目マイクラはフランスにあるルノーのフラン工場で生産され、Bセグメント以上の品質を持つと評されている。スタイリングはベーシックカー然とした現行マーチより、ぐっとスポーティに仕上げられている。とくにフロントマスクはマイナーチェンジ後のスカイラインにも似た印象も受ける。シャシは4代目ものをベースに改良され、新型のパッケージに合わせてエンジンや燃料タンクの搭載位置の調整などが行われている。 エンジンは仕向け地により異なり、英国仕様(2020年モデル)はルノー・日産・三菱アライアンスとダイムラー社が共同開発した1L 直3ターボを搭載する。このエンジンにはR35型GT-Rに用いられたミラーボアコーディング技術を採用され、ピストンシリンダーの内壁を鏡面状にまで磨き上げることでハイパワーと低燃費の両立を可能にしている。 またチューニングの異なるふたつの仕様が用意される。IG-T呼ばれる仕様はMTで最高出力100ps/5000rpm、最大トルク160Nm/2750rpm(CVTは144Nm/2000rpm)を発生する。よりハイパワーなDIG-T仕様はMTのみで最高出力117ps/5250rpm、最大トルク200Nm/1750-3750rpmを発生する。街中で小気味よく走りたいなら、トルクバンドの広いDIG-Tがオススメだ。 ボディサイズは全長3999mm/全幅1743mm/全高1455mmと幅で5ナンバーサイズを超える程度で、ライバルとなるトヨタ ヤリス(全長3940mm)やホンダ フィット(3995mm)と大差ない扱いやすいサイズだ。欧州同様、日本でもBセグメントは人気ジャンルなだけに、ノートやキックスに加えて5代目マイクラも日本で販売してみてはどうだろうか。(文:猪俣義久) ●日産 マイクラ N-Sport 主要諸元 ・全長×全幅×全高:3999×1743×1455mm ・ホイールベース:2525mm ・車両重量:1200kg ・エンジン:直3 ターボ ・排気量:999cc ・最高出力:117ps/5250rpm ・最大トルク:200Nm/1750-3750rpm ・トランスミッション:6速MT ・駆動方式:FF

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