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『エール』五郎の見せた男気に梅は…… 久志も加わり恋物語がスタート?

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リアルサウンド

 念願かなって裕一(窪田正孝)に弟子入りした五郎(岡部大)。弟子入りを申し出たのが放送休止前の6月26日、弟子入りが認められたのが9月14日ということで、その間「ハナコ岡部の弟子入りはどうなったのか?」と気をもんでいた側としては、ほっとしつつも今後に期待を抱かせる滑り出しとなった。 【写真】森七菜インタビュー撮り下ろしカット  約3カ月の休止期間中、視聴者の関心を保つという重要なミッションを遂行した五郎。『エール』(NHK総合)第67話で、華(田中乃愛)の遊び相手になるなど、さっそく古山家になじんでいる五郎だが、それを快く思わない人間も1名。文芸誌の新人賞を受賞し、姉夫婦の家で作家生活をスタートした梅(森七菜)である。同じ屋根の下で暮らす他人同士の五郎と梅がどのように互いを理解し合うのか? 早々に主人公が結婚した今作で、がぜん青春モードに拍車がかかってきた。  映画『天気の子』で一躍時の人となり、若手女優の筆頭格に挙げられる森七菜と、『キングオブコント2018』(TBS系)チャンピオンのお笑いトリオ「ハナコ」のメンバーである岡部。話題性抜群の豪華なコラボレーションは、朝ドラならではだ。  年頃の五郎と梅を心配しながら見守っていた裕一と音(二階堂ふみ)は、険悪になる2人(主に梅)を見かねて、仲裁ならぬ歓迎会をおでん屋で開催。梅は、自分と同じメニューを頼む五郎にあからさまな嫌悪感を示す。三人姉妹の末っ子で父親を早くになくした梅は、身近に男性と接する機会が多くなかったと思われる。愛にあふれた父・安隆(光石研)や創作の道に進んだ義兄の裕一と比較して、五郎が、がさつで気の利かない人に見えたのかもしれない。  そんな五郎の意外な一面が見えたのは、新人賞の授賞式だった。かつての親友“結ちゃん”こと幸文子(森田想)から、「この場所を譲るつもりはない」と強烈な牽制球を投げつけられた上、望まない写真撮影を強いられ、記者からは実力ではなく容姿で選ばれたかのように陰口を叩かれる。動揺のあまり転んでしまった梅をあざ笑う文子。「笑うな!」と一喝したのは五郎だった。  梅にとって、心ない親友の言葉や鼻緒の切れた下駄以上に、五郎の見せた男気は印象に残ったのではないか。気が優しく、純粋で、草食動物のような五郎が、あんなに大きな声を出すとは。少しずつ五郎という人間がわかってきたところで、一気にその人間の本質を大写しにする展開の鮮やかさに唸った。  歓迎会では、福島三羽ガラスも久々にそろい踏み。おでん屋稼業がすっかり板についた鉄男(中村蒼)と、「コロンブス期待の超大型新人スター歌手」の久志(山崎育三郎)。2人のキャラのぶれなさは『エール』の安心要素である。さっそく親友の妹にアプローチする久志に、けんもほろろな対応をする梅のガードは相当堅い。久志も加わり、梅をめぐって恋のさや当てがはじまりそうな気配だ。

石河コウヘイ

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