増加スピード加速…新型コロナ 長野県の新規感染830人 病床使用率も上昇 知事「早期の3回目ワクチン接種を」
3日連続で800人を超えました。15日発表の長野県内の新型コロナウイルスの新規感染者は830人。病床使用率も上昇し、「医療警報」発令の目安に迫っています。知事は、「重症化リスクの高い人を守る」ため、早期の3回目のワクチン接種を呼びかけています。
新規感染者830人は居住地別に長野市258人、松本市98人、上田市53人、安曇野市41人、千曲市33人、飯田市31人など50の市町村で確認されました。 一日当たりの新規感染者は3日連続で800人を上回りました。また、前の週の同じ曜日に比べ155人増え、増加のペースが加速しています。
新たな集団感染は3件判明しました。 ・佐久保健所管内 幼稚園 10人 ・諏訪保健所管内 高齢者施設 7人 ・諏訪保健所管内 事業所 6人
重症者は22日連続で出ていませんが、病床使用率は24.8%まで上昇、「医療警報」発令の目安25%に迫っています。県はこの状況が続けば、医療提供体制のひっ迫を招く恐れがあるとして、警戒を強めています。 長野県・阿部守一知事: 「確保病床使用率が25%を超える場合『医療警報』を全県に発出する」 ただ、医療警報を発令しても強い経済対策は考えていないとしています。 長野県・阿部守一知事: 「時短要請は、今の時点で視野に入っていない。過度な要請やブレーキを踏むタイミングではない。今は重症化リスクの高い人を守っていくことが一番重要」 感染が目立つのは、子どもたちや、その親世代です。知事は、家庭内感染で高齢者などに感染が広がらないよう、早期の3回目のワクチン接種を呼びかけています。
県内で療養中は7264人、内訳は入院158人、宿泊療養518人、自宅療養4413人、調整中2175人となっています。中等症25人、重症はおらず、これで重症者は22日連続で出ていません。
県が6段階で示す独自の感染警戒レベルは、長野、松本、上田、佐久、北信、北アルプス、諏訪、上伊那、南信州圏域「5」、木曽圏域「1」となっています。 ■長野県の新規感染者(居住地別・4月15日発表) 長野市 258 松本市 98 上田市 53 安曇野市 41 千曲市 33 飯田市 31 塩尻市 28 伊那市 27 小諸市 24 中野市 20 佐久市 18 諏訪市 18 茅野市 17 駒ヶ根市 13 須坂市 11 下諏訪町 10 松川町 10 白馬村 9 宮田村 8 小布施町 7 富士見町 7 東御市 6 坂城町 6 高森町 6 飯山市 5 大町市 5 飯綱町 5 立科町 5 御代田町 5 箕輪町 5 岡谷市 4 阿智村 4 軽井沢町 3 池田町 3 佐久穂町 2 辰野町 2 野沢温泉村 2 松川村 2 山形村 2 南箕輪村 2 山ノ内町 1 信濃町 1 阿南町 1 木島平村 1 高山村 1 青木村 1 北相木村 1 川上村 1 麻績村 1 朝日村 1 (県外居住者) 東京都 1 神奈川県 1 愛知県 1 広島県 1 兵庫県 1