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【アメフト】コロナで破産した米XFLを「ザ・ロック」ジョンソン氏が買収 16億円

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ベースボール・マガジン社WEB

 プロレスWWEで、スターレスラー「ザ・ロック」として活躍し、現在はハリウッドで映画俳優として活動中のドゥエイン・ジョンソン氏が、今年の春に新型コロナウィルスの影響で破綻した新興アメリカンフットボールリーグの「XFL」を買収することが分かった。8月3日(日本時間8月4日)、CNNやニューヨーク・タイムズなど米国のメディアが一斉に報じた。ジョンソン氏は、前の妻で、企業経営者のダニー・ガルシア氏や投資会社と協力して、XFLを1500万ドル(約16億円)で買い取ることで合意したという。【小座野容斉】

 XFLはプロレス団体のWWEが立ち上げた新興リーグで、全米各地の8チームで構成。2020年2月8日、スーパーボウルの翌週の土曜日に開幕した。第5週(3月7・8日)まで順調に試合を消化していたが、新型コロナウィルス感染症の急速な拡大によって、第6週以降の試合がすべてキャンセルとなった。シーズンはそのまま終了し、XFLは4月に破産していた。  XFLは、WWEのビンス・マクマホン会長兼CEOが設立したアルファーエンターテインメント社が所有しており、所属する8チームはすべて、XFLの下部組織。チームごとのオーナーがいない点がNFLなど、他のプロスポーツとは根本的に異なる。元々は、WWE(当時はWWF)が2000年に創立した新興リーグだったが、2001年1シーズンだけで終わっていた。  ジョンソン氏は、2007年に離婚後も自身の出演する映画のプロデューサーを務めてきたガルシア前夫人や、投資家ジェリー・カーディナール氏が設立したレッドバードキャピタル社と、合同で資金を調達、今回の買収にこぎつけた。合意が最終的な決定となるためには、破産を管理している裁判所が今週末に開く公聴会で、承認される必要がある。  プロレスラー時代の雇い主であるマクマホン会長から、リーグを買い取る形となったジョンソン氏は声明の中で、今回の買収について「ゲームへの情熱、そしてファンを常に大切にしたいという、2つのことに深く根ざしている 」とコメントした。そして「選手、ファン、フットボールを愛するすべての人たちのために、特別なものを作り上げること」を楽しみにしているとした。  現地報道によると、XFLは2021年のシーズンを、現在バスケットボールのNBAや、アイスホッケーのNHLが採用している「バブル」方式で開催することを目指しているという。選手、スタッフ、関係者を1ヵ所に集め、ホテル、練習場、スタジアムで構成され、外部から完全に隔離された状態で試合をすると言うものだ。  ジョンソン氏は、1960~70年代に活躍したプロレスラー、ロッキー・ジョンソンの息子。高校の頃からアメリカンフットボール選手として有名で、マイアミ大学ハリケーンズに進学してDTとして活躍、マイアミ大が全米王者となった時の主力選手でもある。後輩には、NFLのスター選手、ウォーレン・サップがいた。  マイアミ大卒業後、NFL選手を目指したたが、果たせず、カナダのプロフットボールCFLなどでプレー。その後フットボールからプロレスに転向し、WWEのスーパースターとして活躍した。日本でも「ロック様」の愛称で親しまれるなど、世界中にファンは多い。  1999年からは映画俳優としても活動、「スコーピオンキング」「カリフォルニア・ダウン(邦題)」「「ジュマンジ」シリーズなどに出演、ハリウッドでも人気のアクション俳優となっている。

アメリカンフットボール・マガジン編集部

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