沼が全面凍結 厚さ10センチ…ワカサギ漁がピンチ
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宮城県登米市では沼の全面が凍結し、厚い氷に阻まれて風物詩のワカサギ漁が全くできない状況が続いています。 宮城県で最大の大きさを誇る「長沼」では先月10日から今シーズンのワカサギ漁が始まりました。 しかし、直後、寒波がやってきて20日ごろから水面が凍結し始めました。 漁師・阿部正一さん:「例年ですと、氷が薄いので、氷を割りながらいけるんですけど、もう今年はどうにもならないです」 今では沼一面に氷が張り詰め、その上に雪が積もっています。 40年間漁を続ける阿部さんも初めて見る光景です。 今のところ漁ができたのは5日間ほどだけ。 さらに阿部さんが調べたところ、氷は10センチほどの厚さがあり、中にワカサギが入っているとみられる定置網は揚げられません。 漁師・阿部正一さん:「登米市の名物として売り出そうとした矢先だったので、大変残念に思っています。早く氷が溶けてほしいと期待しています」 湖畔で郷土料理店も手掛ける阿部さんは去年12月、ワカサギのてんぷらをメニューに加えたばかりでした。一日も早く漁が再開できる日を待っています。
テレビ朝日