メジャー世界一分配金は過去最高で一人4800万円。敗れたド軍ダルらも
激しい戦いを繰り広げた各チームが得た報酬に、CBSスポーツは、「このポストシーズンの取り分は選手だけのものではなく、コーチや球団のほかのスタッフにも分けられる。多くの選手にとって、ポストシーズンの取り分は彼らの年俸にとっては、たいしたものではないが、クラブハウスやビデオ担当などスタッフにとっては棚ぼたの大金だ」と説明した。 NBCスポーツも記事の最後に「ワイルドカードゲームでの敗戦は痛いものだが、その苦しみの中で1万8000ドル(約200万円)を手にできるのは悪くはない」と記している。 ヤフースポーツ内の専門ブログである「Big League Stew」では、「アストロズのプレーオフの分配金は、何人かの選手にとっては年俸を倍近くにする重要なものだ」と紹介した。 ワールドシリーズで活躍を見せた選手の中にはメジャーの最低年俸となる53万5000ドル(約5900万円)ほどの選手もいて分配金が大きなボーナスになったと伝えている。 またアトランタ・ジャーナル紙は、「アストロズのメンバーが受け取る約44万ドル(約4800万円)は、これまでの記録を5万ドル(約550万円)を上回った」と報じた。 過去の分配金の最高額は2014年のワールドシリーズを制したジャイアンツのメンバーだったという。 同紙は、過去5年間の優勝チームの選手一人当たりの分配金と、地元ブレーブスが1995年に優勝したときの、それを比較。2017年のアストロズが約44万ドル(約4800万円)、2016年のカブスが約37万ドル(約4100万円)、2015年のロイヤルズが約37万ドル(約4100万円)、2014年のジャイアンツが約39万ドル(約4300万円)、2013年のレッドソックスが約31万ドル(約3400万円)だったのに対し、1995年のブレーブスは21万ドル(約2300万円)に満たなかったと伝えている。 メジャーは、分配金まで桁違いで成長していることがよくわかる。