救急車が現場急行中に脱輪事故 患者は搬送先で死亡「因果関係はない」【長崎県大村市】
テレビ長崎
12日、大村市内で119番通報を受けた救急車が現場に駆けつける途中で脱輪事故を起こしました。 このため高齢男性の医療機関への到着が約10分ほど遅れていて、男性は搬送先の病院で死亡が確認されています。 KTN記者 「県央消防本部によりますと、事故を起こした救急車は大村市の幅約2.5メートルの農業整備用の道路を走行中に脱輪したということです」 亡くなったのは83歳の男性です。 県央消防本部によりますと、12日午後10時過ぎ、大村市内で「男性が倒れていて、意識と呼吸がない」と119番通報があり、救急隊が現場に向かいました。 現場に到着する約300メートル手前で救急車は脱輪し、別の救急隊が駆けつける事態になりました。 事故を起こした救急車に乗っていた3人の隊員のうち、2人は走って現場に駆け付け、事故から6分後に心肺蘇生を開始。その11分後に到着した別の救急車で、男性は搬送されましたが、大村市内の病院で死亡が確認されました。 県央消防本部によりますと、脱輪事故で搬送が10分ほど遅れたものの、搬送先の病院は男性の死亡との因果関係はないと推測しているということです。 県央消防本部は、道幅が狭いにも関わらず、よく確認しなかったための事故と見ていて、再発防止策として狭い道を進行するときは救急隊員が車から降りて誘導するとしています。
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