【速報】貝採り中に溺れたか 姉妹とみられる2人死亡 現場付近には注意喚起の看板も 船橋・三番瀬【追記あり】
2日午前0時半ごろ、船橋市潮見町のふなばし三番瀬海浜公園近くの海岸で「女性が溺れている」と知人男性から110番通報があった。女性は防潮堤先端の敷石に打ち上げられており、現場で死亡が確認された。約4時間後、消防隊員が近くの砂浜で別の女性を見つけたが、すでに死亡していた。船橋署は、女性2人は防潮堤の先端付近で貝を採っているさなかに潮が満ちて溺れた可能性があるとみて調べている。現場周辺では過去にも複数の死亡事故が起きており、関係者が注意を呼びかけている。 同署などによると、女性2人はいずれも中国籍の40代と50代の姉妹とみられる。1日午前に2人で貝を採りに出かけ、帰宅しなかったことから家族や知人が捜索していた。2人に目立った外傷はなく、死因は水死とみられる。ライフジャケットは装着していなかった。現場付近は潮の干満で水深が2メートル近く変動するという。
防潮堤に向かう途中には柵があり、「水深が最大5メートルまで急に深くなります。絶対立ち入らないで下さい」と多言語で注意する看板が設置されていた。 野鳥観察のため埼玉県から同公園前の海岸を訪れた自営業男性(55)は「早朝などに道具を使って貝採りをしている外国人風の人たちを見かけることがある。潮回りによっては海水が一気に流れ込んできやすい所もあるようだ」と話した。 1日は、潮の満ち引きの差が最も大きい大潮の翌日で、付近は午前11時55分ごろ干潮(潮位10センチ)、午後6時45分ごろ満潮(同180センチ)だった。現場に到着した海保の巡視艇が測定した2日午前1時35分時点の天候は晴れ、風速3メートル、うねりはなかった。