機能性表示食品、取り下げ含む総数が9千品突破
10年目に突入した機能性表示食品の取り下げを含む総届出数が27日、9000品を突破した。一方で受理数は減速しており、24年度上半期の届出数は前年同期比11%減となった。 今年2月に8000品(取り下げ含む)を超えた機能性表示食品は、27日に12品が受理されたことで、総届出数は9008品となった。このうち、28日までに取り下げられた品目数は2390品。総届出数の約4分の1が取り下げられていることになる。最近では、1社で10品以上を一気に取り下げる動きもみられる。取り下げ理由は、約9割が「販売予定の中止または終売」によるものとなっている。 総届出数9008品から取り下げ数2390品を除いた累計数は6618品。1月に7000品を超えたものの、その後の相次ぐ取り下げによって伸び悩む状況が続いている。 消費者庁の届出データベース上、「販売中」となっているものは3501品。制度がスタートした2015年度については総届出数310品のうち約7割が取り下げられ、「販売中」は50品となった。 2024年度上半期(4~9月)の届出数は662品。前年同期比は11.1%減と2ケタ減となった。