岐阜県内初 人口集中地区でドローン輸送の実証実験 イチゴを積んで約9キロ飛行
災害時の物資輸送や物流の人手不足などの課題解決に注目を集めるドローン。可児市では11日、人口集中地区の上空をドローンで飛行して農産物を輸送する県内初の実証実験が行われました。 この実証実験は、中部電力の特例子会社「中電ウイング」が、県スマート物流推進協議会の支援を受けて行いました。 中電ウイングが運営する可児市のイチゴ農園から東鉄バス可児営業所までドローンでイチゴを運びます。 イチゴ10パック、約2.5キロを積み込んだドローンは、全長約9キロを飛行。途中、人口集中地区を通過して着陸地点に無事到着しました。その後、イチゴは名古屋市の販売店に届けるため、高速バスに積み替えられました。 人口集中地区はドローンが墜落した場合に人や家屋に危害を及ぼすおそれが高いため、事前に国の許可を受ける必要があります。県では、ドローンによる配送について安全性や効率性などを検証しながら引き続き実証事業を支援していくとしています。