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リモート実施で見えた「新人研修」の新しい形

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東洋経済オンライン

 新型コロナウイルスの影響で、多くの企業が社員研修の実施で苦戦しています。開催方法を変更する、もしくは中止せざるをえなくなった研修は少なくありません。  もともと企業における研修は「交際費・会議費・研修費=3K」と呼ばれ、削りやすい経費の代表格といわれてきました。いま多くの企業で目先の業績の下降が予想される中、予算削減、見直しの一環として、研修の抜本的見直しが進んでいることでしょう。  企業研修を行う知人は、「開催を予定していた研修の大半がキャンセルになった」と嘆いていました。コロナの影響を大きく受けた分野の1つであるといって過言でないかもしれません。

■どうする? 新入社員向けの導入研修  ただ、研修の中でも中止が難しいものもあります。それが「新入社員向けの導入研修」。大学を卒業したばかりの、少し前まで学生だった若者たちですから、 ・仕事に対するスタンス ・ビジネスマナー  などに加えて、 ・お客様や社会に価値提供するというマインドチェンジ  を行わないと、職場に配属できません。  これについては速やかに、現在はリモート対応で開催するしかありません。ちょうど感染が広がったタイミングが導入研修の開催時期と重なりました。おそらく、人事担当者や現場は相当ドタバタと変更を行ったことでしょう。なぜなら集合型で、毎年同じように行うことに慣れてしまっていたから。リモートで開催なんて考えてもいなかったのではないでしょうか。

 職場の先輩に触れ、社会人としての意識を高める。同期社員との交流で競争意欲を醸成する。「集まること」に意味があると思い込んでいたフシすらあったかもしれません。ところが、想定外のコロナ流行で、四の五の言えない状況になりました。  開催可能なプログラムを探して、早々にカリキュラムを作成。在宅で受講できる環境があるのか、なければ環境整備の支援を行う。入社から2カ月近くが経ち、現場へ配属する時期までわずかとなっていることでしょう。何とか凌いだ……と胸を撫でおろしている人事部の関係者もたくさんいることと察します。

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