沖縄 救急外来の混雑続く 県「適切な受診を心がけてほしい」 新型コロナ1509人感染
県は28日、新たに10歳未満から90代の1509人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先週の土曜日より706人減り、8日連続で前週の同じ曜日を下回った。新規感染者の減少傾向が見られる一方、医療現場はいまだ逼迫(ひっぱく)した状況にある。県の城間敦感染症総務課長は、救急外来の混雑が続いていることに触れ「適切な救急医療の受診を心がけてほしい」と呼びかけた。 この記事の他の写真・図を見る 病床使用率は46・5%で、入院中は中等症を含めて299人。圏域別の病床使用率は沖縄本島51・0%、宮古33・3%、八重山11・4%。入院せずに社会福祉施設内で療養しているのは128施設に382人となっている。新規感染者の年代別の内訳は、10歳未満最多290人、10代268人、40代251人と続く。 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は全国ワーストの792・33人で、2位の宮崎260・48人を大きく上回る。 米軍基地内の新規感染者は57人。(社会部・東江郁香) (写図説明)5月の沖縄の感染者(人) (写図説明)県内感染者の居住別状況(5月28日) (写図説明)県内の警戒レベルの判断指標(5月28日)