2週間天気 猛暑は今週末でいったん収まる 来週は戻り梅雨 熱帯低気圧の影響は?
連日の猛暑にも出口が見えてきました。ただ、来週は九州から東北南部で戻り梅雨。沖縄に近づく熱帯低気圧の動向にも注意。
7月1日(金)~7日(木) 猛暑収まるが梅雨のよう
あさって7月2日(土)頃までは高気圧に覆われて、広い範囲で晴れるでしょう。九州から関東の内陸部を中心に、最高気温が35℃以上の猛暑日が続きそうです。こまめな水分補給や室内では冷房を使用するなど、熱中症にならないよう対策をしてください。来週は最高気温が平年並みに落ち着くものの、梅雨の戻りとなり、雨の降り方に注意が必要です。 2日(土)午前9時の天気図では、新たに発生する熱帯低気圧が沖縄本島付近に進む予想です。また、きょう30日(木)午前9時に南シナ海で発生した台風3号は北よりに進み、中国大陸に近づくでしょう。 熱帯低気圧が近づく沖縄や九州を中心に、4日(月)にかけて熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込みそうです。発達した雨雲がかかり続けて、大雨となるおそれがあります。5日(火)以降は、東海から関東、東北にかけても、雨が降りやすいでしょう。梅雨明けして間もない九州から東北南部ですが、本格的な夏の訪れとは言えません。
7月8日(金)~13日(水) ぐずついた天気
この期間は、曇りや雨の日が多いでしょう。10日(日)までは九州から東海を中心に雨、11日(月)と12日(火)は関東や東北まで雨の範囲が広がりそうです。最高気温は平年より低い所もあり、東京都心は8日(金)は25℃の予想。ここ数日のような極端な暑さはなくても気温自体が高く、蒸し暑い日が多くなりそうです。最低気温は平年並みか高く、関東から西では寝苦しい日が続くでしょう。 高気圧の勢力次第で、予報が大きく変わる可能性があります。過去にない早さで梅雨明けした九州から東北南部ですが、例年だと梅雨の最盛期から末期。集中豪雨が発生しやすい時期に重なります。梅雨明け後も、こまめに天気予報を確認してください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子