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それぞれの開幕へ…プレシーズンマッチで激突した宇都宮ブレックスと富山グラウジーズの“今”

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バスケットボールキング

 時が止まったあの2020年3月から約半年、10月2日にいよいよ待ちに待ったBリーグが開幕する。どのチームも最終調整段階に入っている中、9月27日のブレックスアリーナ宇都宮では今シーズンも優勝候補の一角と目される宇都宮ブレックスが、浜口炎ヘッドコーチを招へいして新たなスタートを切った富山グラウジーズを迎え撃った。  外国籍選手も早期に入国が完了し、ほぼチームの体制が固まりつつある宇都宮。プレシーズンの好調さをそのままに、この日も攻守両面でインテンシティの高いバスケットを展開する。課題とされていたゲームの入りも悪くなく、第1クォーター中盤からゲームのペースをつかんだ。  一方の富山は大黒柱になり得る外国籍選手のジュリアン・マブンガが、数日前にチームに合流したばかり。ファン・ブースターの前に勇姿を見せるのも、この日が初めてという状況だった。ビッグマンは橋本晃佑のみという状況もあってか、この日はスモールラインナップを敷き、ドライブからのオフェンスやアウトサイドシュートで応戦していく。  それでもロスターがほぼそろった宇都宮にインサイドから得点を重ねられ、苦しい展開を変えることができなかった。加えて昨シーズン新人王を獲得した前田悟が前半に負傷、後半早々にはマブンガをもケガで欠き、後半はほぼ日本人選手のみで戦うこととなる。  そうした状況もあって、宇都宮は終始ゲームの主導権を握り続け、最終的スコア106-66で勝利。宇都宮はプレシーズンゲーム6戦全勝でシーズン開幕を迎えることとなった。

プレシーズン全勝も油断の色は見えない宇都宮

「現状の課題に対してしっかりとプレーを改善できた」と総評した宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチ。このゲームの前週に行われた川崎ブレイブサンダースとの練習試合で相当の課題が露呈したと話していたが、この日を含めた直近の2試合で改善され、手応えを感じている様子だった。  それでも、久しぶりにホームアリーナで迎えるシーズン開幕戦に向けて、油断の色は見えず。対戦相手となる琉球ゴールデンキングスのチームケミストリーの良さに警戒心を滲ませつつ、開幕戦への意気込みを語る。 「現状はプレータイムもある程度シェアできて、選手個々の良さも出てきたと感じています。開幕戦はチームとして戦いながら、激しい琉球さんのディフェンスに対して、どうオフェンスを組み立てるのか。あとはメンタルですね、まずは初日の40分間しっかりと良い状態を保って戦い、ホームなので勝利という結果は求めないといけない。そこだけに集中して準備していきたいと思います」  この日活躍したライアン・ロシターも、「開幕に向けて良い準備ができた」と試合を振り返りながらも、琉球のチームケミストリーには警戒心を見せた。 「琉球は元から長く一緒にプレーしている選手が多い、そこで積み重ねてきた素晴らしいチームケミストリーを持って戦ってくるだろう。開幕戦は誰にとっても、少し違う緊張感や通常のリズムに乗れないなど難しい部分がある。それでもしっかり準備をしてベストなパフォーマンスを出したい」  そして優勝候補の一角として「チームに加入して8年間、ずっと目標は優勝すること。我々はいつもそれを狙えるチームであったと心から思っているし、そう言い続けられるチームはリーグでも数少ない。やはり優勝を目指す為には1日1日の積み重ねが大事で、これからも継続して努力を重ねて優勝を目指したい」と締めくくった。

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