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3月の輸出額25%減 北陸三県、4年ぶり低水準

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北國新聞社

 大阪税関が20日までにまとめた3月の北陸三県の貿易概況によると、輸出額は前年同月比25・9%減の356億円で、減少率は単月で4年ぶりの低水準となった。金額が大きく減ったのは建設用・鉱山用機械や金属加工機械など。大阪税関によると、米中貿易摩擦の余波がある中、新型コロナウイルス感染症の拡大も輸出停滞の一因になったとみられる。

 輸出額が前年同月の実績を下回るのは13カ月連続となった。今年3月の減少率25・9%は、近年では円高の影響が濃く輸出に逆風だった2016年5月の26・3%に次ぐ水準となる。

 品目別では建設用・鉱山用機械が74・8%減で、米国向けが最も落ち込み、昨夏から弱含みで推移している。金属加工機械は46・8%減となり、前年にインド向けプレス機の大規模な輸出があった反動が出た。

 次に減少が目立ったのは液晶パネルなど比較的高価格製品の多い科学光学機器で、担当者は「小松空港の貨物便が減っている。単価の高い品目の減少が輸出額全体を押し下げた側面もあるようだ」と話した。

 一方、半導体等電子部品は約3倍、プラスチックは16・5%増と伸びた。

 県別の輸出額は石川が41・0%減の136億円で最も減少率が大きかった。福井は19・6%減の66億円、富山は8・2%減の154億円で、3県とも前年実績を下回った。

 北陸三県の輸入額は4・1%減の372億円で、9カ月連続で前年割れした。品目別では非鉄金属や天然ガス・製造ガスが増加し、半導体等製造装置や無機化合物が減った。単月で16億円の輸入超過となった。

 県別では富山が3・2%増の165億円で唯一伸びており、石川が11・7%減の116億円、福井が5・7%減の91億円だった。

 貿易概況は北陸三県にある港湾と空港を対象としている。

北國新聞社