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トヨタ・ブロックチェーン・ラボから眺める車と金融の未来【インタビュー】

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CoinDesk Japan

トヨタがB-to-Cの世界を激変させる

「サービスやモノの流れと逆方向にお金は流れます。それらを全てブロックチェーン上に乗せることができれば、トヨタグループの経済圏の中で、大きな変化が生まれるだろうと思っています」(冨本氏) トヨタは昨年11月にデジタル決済の「トヨタウォレット」をリリースしている。トヨタ・ブロックチェーン・ラボが進める顧客や車軸の取り組みと、トヨタウォレットを軸にしたペイメントが繋がれば、可能性は広がる。 「トヨタウォレットは、最低限の決済機能からスタートしていますが、これからさまざまな機能拡充を図っていく予定です」 例えば、顧客は1つのアプリ、1つのIDで、モビリティサービスや暮らしに関連する多くのサービスを受けられ、決済までをワンストップで完結することができる。車を保有している顧客は、アプリで自分の車の価値をリアルタイムで把握でき、買い替えや継続保有、カーシェアへの貸し出しがシームレスに行えるようになる。

セキュリティトークンの可能性

社債発行や資産を裏付けにした資金調達に、ブロックチェーンを活用しようとする動きは、金融機関を中心に活発になっている。既に野村ホールディングスや三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャル・グループなどが発表している「セキュリティトークン」と呼ばれるものだ。 ラボでも研究を進めているという。 セキュリティトークンでは、債券の発行・管理などのプロセス効率化により、これまで証券化が難しいとされてきた小口の資産を元にした資金調達が可能になると言われている。債券の保有者情報を透明化することで、ポイントを使ったマーケティングに活用しようとする動きもある。 車から生まれる将来の収益を基にデジタル証券を発行し、ユーザーはトヨタウォレットを通じてその証券を購入する。利子に加えて、ユーザーはトヨタグループのサービスを利用できるポイントを受け取り、ウォレットを使ってサービスを利用する。 当然、法規制などの多くのハードルはあるが、実現すれば資金調達がB-to-Cの世界に繋がっていく可能性は広がる。

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