豊橋の西光寺で「三河酉の市」開催
来年の福をかき集めて
愛知県豊橋市大手町の西光寺で6日、熊手やダルマ、宝船などの縁起物を買って来年の幸運を願う年末の風物詩「三河酉(とり)の市」が始まった。7日まで。 1909年、浅草を参考に地元の商店街と西光寺が協力して始めた。今では三河地区唯一の酉の市として、商売関係者らに親しまれている。 大勢の人が訪れた。商売繁盛や開運祈願、家内安全などを願って大きな熊手や手のひらサイズの「豆熊手」などを買い求めた。 豊橋名物を施した「大熊手」を境内に展示したほか、奉賛会のメンバーが「商売繁盛、大繁盛を記念して」と威勢のいい掛け声や拍手を送る「たたき隊」を作り、本場の雰囲気を再現した。 奉賛会の渥美太智さんは「縁起物の熊手などを買って、来年の福をかき集めて」と話した。
東愛知新聞社