G大阪、エース宇佐美不在の逆風をはね返せず決勝で敗れる ポヤトス監督「言い訳はしたくない」/天皇杯
天皇杯全日本選手権決勝(23日、G大阪0-1神戸、国立)G大阪が、1953年度以来71大会ぶりとなった決勝での関西勢対決に敗れた。 エース不在の逆風をはね返せなかった。9大会ぶりのタイトルを逃したG大阪イレブンは試合が終わると、がっくりと肩を落とした。 「言い訳はしたくない。彼(宇佐美)の姿勢を見て、他の選手は気持ちを高めてくれた。影響はなかったと自分自身は思っている」 ポヤトス監督は気丈に振る舞った。21日の練習で、FW宇佐美が右太もも裏の肉離れに見舞われ、ベンチ外。代わってキャプテンマークを巻いたDF中谷は「『仲間のために』という言葉がこれほど合う試合はないと思ったけど、力不足でした」とうつむいた。 残り2試合のリーグ戦では4位。「ACLEを取りに行かないと」と中谷。3位までに与えられるアジア・チャンピオンズリーグ・エリート出場権を必死につかみに行く。(山下幸志朗)