メルセデス・マイバッハの2シーターオープンモデル「SLモノグラムシリーズ」が上陸
メルセデス・ベンツAGおよびメルセデス・ベンツ日本は2024年11月29日、メルセデス・マイバッハブランドの2シーターオープントップスポーツカー「SLモノグラムシリーズ」をアジア初披露した。 【写真】贅を尽くしたメルセデス・マイバッハの新型オープンカー、マイバッハSL680モノグラムシリーズの写真をもっと詳しく(70枚) 今回日本に上陸したメルセデス・マイバッハSLモノグラムシリーズは、同年8月17日に米国カリフォルニア州モントレーで世界初公開された新型車。マイバッハブランド史上最もスポーティーなモデルであり、細部にまでこだわったデザインと上質な素材の組み合わせによる贅(ぜい)を尽くしたオープンカーと紹介される。 マイバッハSLモノグラムシリーズには2つのラインナップが設定されている。ひとつは「オブシディアンブラック(メタリック)」と「MANUFAKTURガーネットレッド(メタリック)」のツートンペイントを採用した「メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ レッドアンビエンス」、もうひとつはオブシディアンブラック(メタリック)に「MANUFAKTURオパリスホワイトマグノ」を組み合わせた「メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ ホワイトアンビエンス」である。いすれも官能性と美しさ、軽快性を体現し、メルセデス・マイバッハの哲学とドライビングエクスペリエンスを表現していると紹介される。今回は前者が会場に展示された。 縦のピンストライプを配したマイバッハ専用ラジエーターグリルには、中央に「MAYBACH」の文字が輝く。シディアブラックのボンネットにはグラファイトグレーのマイバッハパターンが入り、その中央にはクロームフィンが備わる。ボンネットの製造工程は非常に複雑で高い精度が求められるため、一部がハンドメイドで行われている。 ヘッドランプの内部はローズゴールドの上質なアクセントで仕上げられ、フロントスポイラー左右にはワイドなエアインテークを配置。フロントガラスフレームやサイドスカートにはクローム装飾が施されている。ホイールは5ホールデザインまたはマルチスポークデザインの21インチ鍛造ホイールが採用される。 防音処理が施されたアコースティックソフトトップは、ライトブラックカラーのファブリックで仕立てられ、マイバッハパターンがアンスラサイトカラーで入っている。 リアはクロームトリム入りのリアスカートや専用デザインのリアディフューザー、ルーバーが追加されたテールパイプフィニッシャーなどが特徴的な装備となる。シート後方には、エアロダイナミクスを考慮したダブルスクープが備わる。 インテリアは洗練された雰囲気がセリングポイントとされ、ドアパネルやセンターコンソール、ブランドのロゴをあしらったシートに植物由来のなめし加工を施した「クリスタルホワイト」のナッパレザーを採用。シート背後のスペースもホワイトのレザーで仕上げられている。メッキ装飾を施したシートバックレストとシルバークロームのトリム、マイバッハロゴが入るステアリングホイールやステンレスペダル、ステップカバーも見どころとして紹介される。 搭載されるエンジンは最高出力585HP、最大トルク800N・mの4リッターV8ツインターボで、9段ATが組み合わされる。連続トルク可変配分式四輪駆動システム「4MATIC+」と快適性を重視したサスペンションセッティング、専用のソフトエンジンマウントや排気システム、標準装備とされたリアアクスルステアリングなどによって、ダイナミックで快適なドライビングを提供するという。 日本でのデリバリー開始は、2025年の第4四半期を予定している。 (webCG)
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