どっちを買うべき? 「ノンフライヤー」と「コンベクションオーブン」の違いを解説!
従来のオーブンよりも時短調理ができる、コンベクションオーブンとノンフライヤー。どちらも熱風を対流させることで食材を加熱するけれど、ファンの場所やサイズを含むさまざまな違いによって機能が異なり、ノンフライヤーのほうが短い時間で調理ができるという。今回はそんな2つの調理家電について詳しく解説!
そもそもノンフライヤーってなに?
ノンフライヤーとは、油を少しだけ、またはまったく使わずに素早い調理ができるキッチン家電。庫内の上部にヒーターが搭載され、大きなファンと一緒に機能することで急速な予熱と調理を可能にしている。 また、通常フライヤーバスケット内の食べ物を置くトレーに穴が開いており、それがさらなる空気の循環を生み出すようになっている。
コンベクションオーブンはどんなもの?
通常のオーブンと同じように、庫内の上部と下部にヒーターが搭載されているコンベクションオーブン。対流という意味をもつコンベクションという名前の通り、背面に設置されたファンが空気の対流を作り出す構造で、ファン機能をオフにすれば通常のオーブンにように使用でき、クッキーやケーキを焼くことも可能だそう。 また付属品に関してはないのが普通だけど、ノンフライヤーを真似て専用のトレーを販売しているメーカーもあるよう。調理の際は、レシピに載っているオーブンの温度より25℃下げるのがおすすめ。
ノンフライヤーとコンベクションオーブンの違いは?
・サイズ 棚やテーブルに置いて使える、小さめサイズのノンフライヤー。いっぽうコンベクションオーブンは、大きなフルサイズと小さめのトースターオーブンの2種類のタイプがある。 カウンターに置けるサイズのノンフライヤーとコンベクションオーブンは、素早く加熱できるうえ、ヒーターの近くに食べ物を置くため調理時間がより短い。また最近では、特定の圧力鍋や電子レンジと同様に、ノンフライヤー機能を持つコンベクションオーブンやトースターオーブンも販売されている。 ・ヒーター ノンフライヤーは庫内の上部にあるヒーターから、コンベクションオーブンは上部と下部にあるヒーターから熱がくる。上から下に加熱するノンフライヤーのほうが、熱がより集中するので調理時間が短いことが多い。 ・ファンの位置 ノンフライヤーのファンは、庫内の上部でヒーターのすぐ下に搭載されている。コンベクションオーブンでは、オーブンの背面の中央または側面にファンがある。 ・ファンのサイズとスピード コンベクションオーブンよりも、ノンフライヤーのファンは大きくて動きが速い。あるメーカーでは、ノンフライヤーのファンはコンベクションのものより30%速かったそう。 ・付属品 たくさんの付属品が販売されているノンフライヤー。穴があいているのでより短い時間で調理ができ、食べ物を裏返したり振ったりすることなく調理ができる。 バスケットやトレー、ラックから、ロティサリー用の細い棒にケバブ用の串まで、その種類はさまざま。さらにラックに付けられる、小さなお菓子の焼き型なども。