前女子スーパーアトム級王者・黒部三奈が再起戦で宝珠山桃花を完封【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2022 開幕戦」(1月16日、東京・後楽園ホール)で前修斗女子スーパーアトム級王者の黒部三奈(マスタージャパン東京)が再起戦に臨み、宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)と対戦。3-0の判定で勝利を収めた。 黒部は2020年に行われた初代王者決定トーナメントでターニャ ・アンゲラー、大島沙緒里、杉本恵を破り王座を獲得。しかし昨年11月に行われた初防衛戦でSARAMIに敗れ、王座から陥落していた。 1R序盤、宝珠山のパンチになかなか飛び込めない展開が続いた黒部だったが、宝珠山の左フックをかわして組み付くとケージに押し込み、ボディーにヒザ、そしてボディーブローで宝珠山を削っていく。がっちりとクラッチしてから足を刈ってテイクダウンも宝珠山はケージを巧みに使い立ち上がる。しかし黒部は離さずケージに宝珠山を押し込むとパンチとヒザをボディーに打ち込んでいく。
2Rも宝珠山は左ジャブで黒部を牽制するが、黒部は頭を振ってフェイントからタックルを決めるとケージに押し込み、ボディーへのパンチ、ヒザから足を取って尻をつかせる。ケージを背に座る宝珠山の足をたたんで体を預け、立たせない黒部。右ボディーをこつこつと当てていく。右腕を取りに行く黒部だが、ここですきができたか、宝珠山が立つことに成功。ここで残り1分。なおも黒部は宝珠山を逃がさず首相撲からヒザをボディーに叩き込み、右足を取ると残り10秒を切ったところで倒し切った。 試合は判定となったが、地力の強さを見せた黒部が3-0で勝利を収めた。