秋ドラマで最も株を上げた俳優は? 最高の演技で魅了する男(4)“シゴデキ”で可愛い…巧みな芝居に視聴者悶絶
2024年の秋ドラマも盛り上がっている。今回は、現在放送中の秋ドラマに出演する俳優をピックアップ。キャリア十分の実力派や新境地を開拓した若手の中から、今季、最も役者として株を上げた注目の男性俳優5人を選出し、その魅力を解説する。第3回。(文・平良真咲)
兵頭功海『毒恋』(TBS系)
「ドラマストリーム『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』」で、兵頭功海は主人公の天才弁護士・志波の相棒となるハルトを演じている。 仕事の面では天才弁護士の相棒という肩書に恥じない“シゴデキ”っぷりを発揮しながらも、志波と2人きりになると積極的に愛情表現をする。そこに兵頭が持つかわいらしさも乗っかるのだから、これはある意味、無双だ。兵頭のあざとさを存分に堪能できる作品となっている。 また、兵頭と志波を演じる濱正悟はともに長身(プロフィールでは兵頭が185cm、濱が180cm)ということもあって、ビシっと決めているととても様になるのだが、じゃれ合う様子はまるで大型犬同士の戯れのよう。この体格差の少なさも相まってか、2人の間にはどこかカラッとした空気が流れているのが、BL作品における本作の特徴とも言えそうだ。 兵頭は現在、ABEMAで放送中の「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」にも出演中。こちらでは笑顔を完全に封印した冷徹な役を演じる兵頭が観られるので、どちらの魅力も楽しめるいま、ぜひ注目してほしい。 (文・平良真咲)
平良真咲