福岡市 3年ぶりの“冬日”に スーパーやガソリンスタンドに客が続々 路面や水道管の凍結に注意
テレビ西日本
今シーズン最強クラスの寒気が流れ込んでいる九州北部。 福岡県内では雪、そして強い風が吹き、一部交通機関にも欠航などの影響が出ています。 ◆記者 「午前9時半の福岡タワー前です。今かなり強く吹雪いています」 ◆通勤客 「ホッカイロを背中につけている。(仕事帰りは)バスで都市高速なので、風とかこんなに強くて大丈夫かな」 「風がすごく強いので傘が裏返っちゃったりしました」 今シーズン最強クラスの寒気が流れ込んでいる福岡県内。 一部地域には一時、暴風雪警報が出されたほか、福岡市では3年ぶりに最低気温が0度を下回る冬日となり、山間部では雪も積もりました。 ◆雪遊びに来た親子 「楽しい~」 「子どもがあんまり(雪を)見る機会が無いから連れてきました」 銀世界に子どもが喜ぶ一方、滑りやすくなった山道では、こんな危険な場面も・・・。 車がスリップして立ち往生。 乗っていた人たちは仕事で佐賀に向かう途中だったといいます。 取材班も加勢し、車は動き出しましたが…。 「Qこれからどうされる?」 ◆車がスリップした男性 「ちょっと戻ろうかなと、ここから先は無理ですね」 県内では山間部を中心に、道路凍結に伴う通行止めやチェーン規制が相次いだほか、九州道も一部区間で通行止めとなり、福岡と北九州を結ぶ高速バスも終日運休となりました。 暴風雪の影響は空の便にもー。 ◆記者 「福岡空港です。これからの飛行機の運航を不安視してでしょうか、電光掲示板を見上げる方々が多数いらっしゃいます」 ずらりと並ぶ欠航の文字。 福岡空港では、東京、名古屋便などを中心に、100以上の発着便が欠航となりました。 一方、寒波の影響は日々の暮らしにもー。 ◆記者 「雪に備えて食料品などを買い求めに来る人の姿が見られます」 福岡市西区のスーパーでは、保存が利くパンや鍋の材料などが飛ぶように売れていました。 ◆買い物客 「今日二回目、一回置いてまた来ました。もう鍋の用意はしている」 「水10本と、マスクとトイレットペーパーを」 またガソリンスタンドには、暖をとるための灯油を購入しようとポリタンクを抱えた人が次々と訪れました。 ◆来店客 「(灯油が)今日明日でなくなるんじゃないかな。乗り切るしか手はない」 ◆ドームシティ地行SS 福原史久店長 「今日の午前中もすごく来店が多かった。今月、今の時点で前年から見たら160パーセント来ているのでびっくりしています」 8日夕方までの県内の積雪は、多いところで山間部で10センチ、平地で5センチと予想されています。 雪は9日まで続く見込みで、気象台は路面や水道管の凍結に注意を呼びかけています。
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