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甲子園なき名将たちの苦悩。 独自大会は「勝利」か「3年起用」優先か

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この厳しい言葉の背景には、例年のように「1年をかけてチームをつくり上げた」という手応えのなさも影響しているのだろう。練習不足、実戦不足のため、どうしても例年よりも戦力の見極めができない。  霞ヶ浦の場合は例年3泊4日の合宿を通して追い込みをかけ、結束力を高めている。たが、今年はコロナ禍の影響で合宿を組めなかった。「どのチームも同じ条件ですが、今年はチームになっていません」と高橋監督は語った。  いくら甲子園がないとはいっても、「負けてもいい」と考えて参加するチームなどないはずだ。それゆえ、いくら3年生を使いたくても、対戦校のレベルや試合展開によっては起用できないこともある。 ◆日大三・小倉監督の原点は「打倒・帝京」>>  西東京の甲子園常連校・日大三は、「甲子園と同じ気持ちでやらなきゃダメだ」と強い思いで臨んでいる。小倉全由監督は言う。 「甲子園には地方大会を優勝した1チームしか出られない。負けたら甲子園に行けないわけです。今年は甲子園がなくなったといっても、これだけ熱い思いでやってきたのですから。選手には『甲子園と同じ気持ちでやらなかったら、悔いが残るよ』と言っています」  7月28日の東京都市大等々力戦では、3回までに6点のリードを奪ったものの、中盤以降は軟投派投手に抑えられ、追加点がなかなか奪えなかった。そんな展開もあり、出場選手数は12人と標準的。試合後に小倉監督は「3年生をもっと出してあげたかった」と悔やんだ。 「できるだけ、これまで投げていなかった棚原(幸)を投げさせてやりたいと先発させたんですけど、ほかのピッチャーも投げさせたかったんです。思うように点を取れなかったので、(主力投手のひとりである)柳舘(憲吾)に『頼むよ』と言ってリリーフさせたんです」  試合は8対1で7回コールド勝ち。小倉監督は「これから連戦になってくるとピッチャーの数も足りなくなってきますし、2年生には『いつでも手助けできるように、ベンチに入れるようにしてくれ』と言ってあります」と語ったが、日大三は結果的に「オール3年生」の投手陣で戦った。

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