スマートウォッチはこのくらいがちょうどいい。1万円代で機能充実の「HUAWEI Watch Fit」レビュー
普段使いのスマートウォッチに最適
「HUAWEI Watch Fit」は、HUAWEIが2020年10月に発売したミドルクラスのスマートウォッチだ。価格は15180円(税込)。筆者は発表されてから速攻で予約して、約4カ月間使ってきて、「これはちょうどいいスマートウォッチ」と感じている。どんなところがちょうどいいのか、レビューする。
軽い、長持ち、かわいい!
まずは外観から見てみよう。ディスプレイは1.64インチで解像度は280×456ピクセルとやや縦長。設定により常時点灯にすることも可能だが、普段は手首を上げると画面が表示される設定で使っている。反応は悪くなく、時間を確認するのに困ったことはあまりない(たまに反応しないことはある)。
ベルトはシリコン製で、グラファイトブラック、ミントグリーン、サクラピンクのほか、HUAWEIオンラインストア限定のカンタロープオレンジから選択できる。カラーリングがグラファイトブラック以外はパステル調で、かわいらしい。筆者はミントグリーンを選択。軽やかな感じが気に入っている。
本体の重さはベルトを含めて34g。非常に軽く、着けていることが負担にならない。ほぼ一日中着けているが、たまに着けていることを忘れるくらいだ。また、本体の厚みは10.7mm。薄めのデザインなのも良いところだ。 バッテリーの持ちは、通常で約10日間。GPSを有効にしたり、画面を常時点灯にすると多少バッテリーの持ちは減るものの、5日くらいは持つ感覚だ。筆者は1週間に1回くらい気付いたときに充電している。 また、水深50mで使用できる5 ATM規格に準拠した防水性能を備えている。プールや海の浅瀬、シャワーやお風呂で使用しても問題ない。
手軽に運動できるフィットネストレーナーを内蔵
次に機能面について。上位機種に比べるとやや機能は厳選されている感じだが、スマートフォンで受信した各種メッセージやSNSの通知、歩数計、消費カロリー、心拍数計測、睡眠計測、ストレステストなど必要な機能はすべて揃っている。この原稿執筆時にはまだ提供されていないが、1月末のアップデートで血中酸素レベルの測定機能が追加される予定となっている。 GPSが内蔵されており、ウォーキングやランニングの際にルートや速度、距離などの計測が可能。スマートフォンがなくてもWatch Fit単独で記録できるのは良いところだ。