【40代、50代】レイナ流メイクの極意/「ハイライトとチーク」で幸せ美人顔の総仕上げ!
使ったアイテムはこれ 肌の内側から光を放つように輝く、ペールピンクのクリームフェイスカラー。みずみずしくパーンとしたハリ・ツヤを演出する。
■仕上げの「ハイライトとチーク」・プロセス2 コーラルカラーのチークで、頰、目元、顔の輪郭部分に血色感を
「パウダータイプのコーラルカラーのチークを、ブラシで頰に入れます。パウダータイプのチークの中でも、透明感のある発色で、しっとりと肌になじむものがおすすめ。 この連載の第3回で仕込んだ血色チークと相まって、『もともと血色のいい人』のように見えて、イキイキとした肌に仕上がります。(第3回で使ったチークは、この回で使ったチークとは別の商品) 目元にも頰と同じチークをふわっとかけることで、この連載の第6回でつくったアイメイクの陰影に、さらに血色感がプラスされます。 また顔の輪郭部分にも頰と同じチークを入れることで、顔全体に自然な血色感を演出。最後にこの血色を足すプロセスを入れることで、優しいオーラをまとった、最高にきれいな『幸せ美人顔』が完成します」
【1】
チークをチークブラシに取り、黒目の真下で、小鼻の上側と同じ高さの位置に置き、こめかみ方向へとふわっとなで上げる。
【2】
【1】と同じチークをチークブラシに取り、まぶたの上にもふわっとかける。眉にもふんわりかかるよう、目頭から目尻まで横にスライドさせる。顔の輪郭部分にも、同じチークをブラシでふんわりと入れていく。 こうすることで、顔全体に自然な血色感が生まれ、幸せオーラあふれる顔をつくることができる。
使ったアイテムはこれ 粉っぽくならずに肌に溶け込むようになじみ、透明感のある発色をするパウダーチーク。05は、大人の肌に「にじみ出るような自然なツヤと澄んだ血色感」を演出する、テッパン色のコーラルカラー。
「40代、50代を『幸せ美人顔』にするメイク、いかがでしたか? わかりやすくお伝えするため、一連のメイクを全10回に分けて紹介してきましたが、どれも短時間でできる簡単なテクニックばかり。この連載の全10回分のメイクは、実は私が毎日、自分の顔で行っている、メイク開始からメイク完成までの全プロセスを紹介したひと続きのメイクです。最初から最後までフルで行った場合、約7~8分ですべてのメイクが完成します。 血色感とメリハリアップが目的の『幸せ美人顔』は、プライベートでも仕事でもシチュエーションを選ばず、どんな服装にもしっくりくるメイク。流行を追ったメイクではないので、いつでも使えるテクニックです。これさえ覚えてしまえば、ほかのメイクはしなくていいほど万能です。私自身、飽きもせず、来る日も来る日もこのメイクをしているんですよ(笑)。 気負わない『幸せ美人顔』メイクで自分の顔に自信が持てると、毎日の気分が変わります! ずっと先送りにしていたことにチャレンジできたり、ちょっとおっくうだなと思っていた食事会にも参加して楽しく過ごせたり。幸せそうで、自分らしくイキイキと輝くあなたの存在に、家族や友人、職場の人の見る目も変わるはずです。 まずは全10回のどの回からでもいいので、日々のメイクに『幸せ美人顔』のエッセンスとして取り入れてみてくださいね」とレイナさん。 これまで教わったことのない、意外な手順やテクニックばかりだったレイナさんの「幸せ美人顔」メイク。どれも簡単かつ効果的で、これさえ身につけてしまえば、いつもニコニコの若見え顔に。 このメイクをマスターすれば、加齢によって肌や顔立ちが変わっていくことも怖くなくなり、自分に自信を持って毎日を過ごしていけそう! 自分のペースで少しずつでもいいので、ぜひ実践してみて。 【教えてくれたのは】 レイナさん メイクアップアーティスト。1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの「REINA CHANNEL」でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見! 撮影/藤澤由加<人物> ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/小田ユイコ