慶大は早大に大敗 青貫浩之監督「選手はよくタックルして健闘してくれたが…」/関東対抗戦
関東大学ラグビー対抗戦(23日、早大57-3慶大、秩父宮)101度目の定期戦となる伝統の早慶戦は8トライを奪った早大が圧勝し、6戦全勝。慶大は2勝4敗となった。 慶大は自陣でのプレー時間が大半を占め、得点は前半22分にPG成功で挙げた3点のみ。主将のHO中山大暉(4年)が脳振盪(しんとう)からの回復途中でメンバー外の中、ライバルにノートライに封じられた。青貫浩之監督(40)は「慶応らしさを80分間出して、見ている人に感動を与えようという話をして試合に挑んだ。選手はよくタックルして健闘してくれたが、全体的に早稲田さんのプレーの精度、セットの圧力を上回ることができず、劣勢を打開できずに終わってしまった」と振り返った。 対抗戦は上位5校が出場できる全国大学選手権に向け、12月1日の日体大戦(熊谷)を残し、現在5位。最終戦は勝利とボーナスポイントを含めた勝ち点6を目指す戦いになる。監督は、日体大戦での中山の起用について「問題なく出られる見込み」と明言。副将のSH小城大和(4年)は「いい準備、いい積み重ねをしていかないといけない」と前を向いた。