「朝帰りは1万円」「家事を忘れたら3000円」… 夫婦間の罰金制度は効果的?
夫婦共働きで小さな子どもがいる我が家。夫の仕事が激務なため、筆者はほぼ毎日ワンオペ育児です。しかし昨年、飲み会後の朝帰りが増え、次の日に予定していた家族の大事な約束を破るなど、あまりにも家庭をないがしろにすることが増えた夫。 そんな夫に、堪忍袋の緒が切れた筆者は夫婦初の罰金制度を導入しました。今回は、罰金制度にしてみて感じたメリットやデメリットについて紹介します。
連絡なく朝帰りしたら1万円を徴収
残業のみならず、上司や後輩との飲み会や取引先との会食などで、まっすぐ帰ってくることがほとんどない夫。昨年末には平日もほぼ毎日そうした飲み会があり、金曜の夜に至っては当たり前のように翌朝6時、7時に帰宅するようになっていました。それも連絡もナシに、です。 そんな状況に、仕事と家事育児を1人でこなし、友達と気軽に飲みにも行けない筆者はついに激怒! ある朝帰りをした日、夫に「これからは、連絡もなく夜が明けてから帰宅したら罰金1万円をもらいます」と宣言しました。 我が家はお小遣い制ではなく、お互いがさまざまな生活費を分担しています。生活費捻出や目標とする額の貯金をきちんとしていれば、それ以外の収入は投資をしようが好きな物を買おうが各々の自由。そうした中での罰金制がどのくらい効果があるのかわかりませんでしたが、筆者はとにかく朝帰りをやめてもらいたかったのです。 筆者の怒りとお願いに夫も反省の様子を見せ、罰金制を承諾しました。しかし、しばらくすると朝帰りこそなくなりましたが、終電に間に合わなかった日は深夜2時、3時にタクシーで帰宅してくるように! 我が家は郊外にあるため、都心から深夜料金のタクシーに乗れば1万円を超える場合もあります。ルールを守ってはいるものの、夫は朝まで飲んでいるとき以上に財布を痛める結果になってしまいました。
土日の家事育児分担をサボったら3000円
そんな激務夫とワンオペ妻の我が家ですが、平日はほぼ家にいない夫にわずかばかりの家事育児分担をお願いしています。それは火金のゴミ出しと、土日の何かしらの家事育児です。後者は、子どもをお散歩やお出かけに連れて行く、掃除機がけ、料理など、なんでもいいから土日のうちに必ず行うというもの。 しかし夫はこれもやらないことが結構あります。ゴミ出しはたまに忘れるだけでなく、忘れなかったにしてもゴミをまとめて捨てるだけで新しいゴミ袋を用意しないこともしばしば。何年も同じことを続けて手順はわかっているはずなのに、面倒なので「忘れた」ということにしているからです。 また、土日の家事育児も筆者が「今日は子どもとお出かけしてね」「ご飯作ってくれる?」と声がけしなければ、ダラダラして行動を起こさないことも。 あるとき、2週続けてこうしたことが続いたので筆者の怒りはまたまた沸騰! 朝帰りの罰金に加えて、この家事育児分担をやらなかった場合にも3000円の罰金とするルールを追加してみました。