お騒がせのバーレーンサポーター…レーザー光線使用、0―3の後半16分に帰宅ラッシュ、あわや乱入の場面も…サッカーアジア最終予選
◆北中米W杯アジア最終予選▽第2戦 バーレーン0―5日本(10日、バーレーン・リファー) 【図解】北中米W杯への道…アジア最終予選 日本はバーレーンに5―0で大勝し、初戦の中国戦(7〇0)に続いて2連勝を飾った。 * * * あらゆる面で“お騒がせ”だったバーレーンサポーターからは、ため息が漏れる一戦となった。 前半2分、MF堂安律がFKのキッカーとしてボール付近に立つと、緑色のレーザーポインターによる“攻撃”をスタンドから開始したとみられる。同37分、FW上田綺世がPKキッカーを務めた際も、同様の嫌がらせがあった。上田は意に介さず、冷静にネットを揺らして先制点を決めた。 後半16分、上田のポストプレーからMF守田英正が抜け出し、チームの3点目を挙げると、バーレーンサポーターは帰宅を開始。逆転が無理なことを悟り、アディショナルタイムを含めて残り30分以上が残されている段階で諦めムードだった。そんなスタジアムの空気を察したのか、選手の戦意は喪失していった。 試合終盤には、スタンドからフェンスを乗り越えてピッチサイドに移動し、ピッチ脇のスポンサー看板エリアまで押し寄せる数十人ほどのサポーターの姿もみられた。警備員の制止によって乱入は防がれたものの、あわやの光景だった。 バーレーン協会は同国サポーターの日本戦入場を無料とすることを発表。同協会のハリファ会長の指示によるもので、会場には約2万2729人が駆けつけた。 5日に敵地で強豪オーストラリアに1―0と歴史的勝利を挙げ、日本戦で開幕2連勝を目指したが、0―5で思わぬ大敗となった。 日本は7―0で大勝した中国戦に続く完勝で2連勝。10月にはオーストラリア、サウジアラビアと対戦する。
報知新聞社