【京成杯AH】スマイルカナは前走馬体減が致命傷、本命候補はもう1頭の3歳馬 ハイブリッド式消去法で占う
5つのデータから絞れた馬は?
先週の『新潟記念』は消去を免れた3頭のうちの1頭、ジナンボーが2着に粘ったが、イチ押しのプレシャスブルーは無念のしんがりに敗れた。これで連敗は「6」に伸びてしまったが、『京成杯AH』で嫌な流れを何とか止めたいところだ。 【紫苑ステークス 2020予想】先週3重賞的中!秋競馬開幕週!オークス上位負けられない1頭とは?(東大HC編) 今週も過去10年の『京成杯AH』から複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。馬券対象から1頭でも多く“消去”して週末の予想に臨みたい。今年の『京成杯AH』ではどの馬が凡走する確率が高いのか、データで迫った。 ※特別登録時点のものです。9月7日時点でノーワン、フィリアプーラ、ディープダイバーの3頭が除外対象。
『5歳以上』×『前走から距離延長』★複勝率0.0%★
このレースは3~4歳馬の活躍が目立つ。過去10年でその複勝率は28.9%に上り、5歳以上の17.0%を上回る。5歳以上の馬が前走から距離を延ばしてきた場合、その成績は【0-0-0-28】と、まさにノーチャンス。この条件で最後に馬券に絡んだのは、2008年に2番人気で3着に入ったステキシンスケクンまでさかのぼらなければいけない。 今年このデータに該当したのは前走リステッド勝ちのアルーシャなど3頭。いずれも伏兵的な存在だが、ばっさり消去する。 【今年の該当馬】 ・アルーシャ ・ストーミーシー ・ボンセルヴィーソ
『5歳以上』×『父がノーザンダンサー系』★複勝率0.0%★
『5歳以上』の条件をもう一つ追加したい。父がノーザンダンサー系だった場合は、過去10年で【0-0-0-18】。2条件つづけて複勝率0%という、“完璧な”消去データが生まれた。 今年これに該当するのは、ジャンダルムとメイケイダイハードの2頭。ジャンダルムは昨年の3着馬だが、1つ年齢を重ねたことで消去に至った。2つの条件を終えて、19頭中5頭が消えた。 【今年の該当馬】 ・ジャンダルム ・メイケイダイハード
『非社台系生産馬』×『前走初角7番手以内』★複勝率8.3%★
現在、JRAに出走馬を送り込む生産牧場は大きく2つに分かれる。社台系とそれ以外だ。ここでいう社台系とは、社台ファーム、ノーザンファーム、追分ファーム、社台コーポレーション白老ファームの4つを指す。 京成杯AHは他の重賞の例に漏れず社台系が強い。非社台の馬は過去10年【4-5-4-72】で複勝率は15.3%。社台系の複勝率26.2%に及ばない。非社台系の生産馬に『前走初角7番手以内』という条件を加えると、【1-1-2-44】で複勝率は8.3%。非社台系を狙うなら、前走で待機策を取っていた馬の方がおすすめだ。 3つ目の条件に合致したのは合計7頭。すでに消去済みの2頭と除外対象の2頭を除くと、エントシャイデン、シゲルピンクダイヤ、ラセットの3頭が新たに該当した。 【今年の該当馬】 ・エントシャイデン ・シゲルピンクダイヤ ・(ジャンダルム) ・(ストーミーシー) ・ディープダイバー ・ノーワン ・ラセット