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悲劇のNBA選手コービー・ブライアント ともに逝った娘と見た「未来」

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Forbes JAPAN

「ダダ(コービー)、ジジ(次女ジアナ)はあなたに頼んだわ。ナニ(長女)、ビビ(三女)、ココ(四女)は私に任せて。私たちはこれからも最高のチームよ」 そう語る妻ヴァネッサの目に、涙が溢れた。 今年1月26日(現地時間)、ロサンゼルス郊外で起きたヘリコプターの墜落事故により、一緒に搭乗していた次女のジアナ(享年13)と共に亡くなった、元プロバスケットボール選手のコービー・ブライアント(享年41)。その突然の訃報は、全世界に強い衝撃をもって伝えられた。 コービーが持つバスケ以外の顔 NBA史上最年少でオールスターに選出され、以降、歴代通算4位となる33643得点を出すなど数々の偉業を達成したコービーは、バスケだけでなく実業家やラッパーとしても活躍した。 現役時代はその強烈な性格とプレイから、「ブラックマンバ(世界で最も危険な猛毒ヘビの一種)」と呼ばれ恐れられていたが、彼には4人の娘を持つ優しい父親、模範的な夫としての側面もあった。 実際に、コービーは子育てに非常に熱心であったことで知られている。2016年6月、「TEDx上海」で、自身のメンタル術「マンバメンタリティ」について語る中で、子育てについて次のように話している。 「もし、あなたに子供がいるなら、子供にはできる限り何でもやらせた方がいい。子供は、自分の“好き”という感覚にとても素直だから、好きなものを見つければ、私たち以上に真っ直ぐに、自分の決めた道へ進むことができるだろう。子供の直感が、大人の持っている知恵や知識より結果的に正しい選択であることは往々にしてある、と覚えておかなければならない」(マンバメンタリティの5つの柱の一つ、「Passion(夢中)」より) 「子供には、自分がやることにはどんなことにも自分自身に責任が生じることを教えなければならない。そうした強い気持ちがあると、どんな物事にも集中して取り組める子になるんだ」(マンバメンタリティの5つの柱の一つ、「Obsessiveness(一心不乱)」より) 引退後に情熱を注いだもの 2016年に現役を退いたその後の彼の人生は短いものとなってしまったが、自身の子育てに加え、子どもたちの教育と健康を支援する「宋慶齢基金」を設立し、青年スポーツ施設「マンバ・スポーツ・アカデミー」を開設するなど、次世代の育成と発展に尽力した。 また、多くの若手NBAスターの成長にも手を貸し、中でも女子スポーツ界への支援にはとりわけ熱心だった。その大きな要因には、「ジジ」の愛称で知られ、バスケのプレーヤーとしても花開こうとしていた次女ジアナの存在がある。

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