【猫を飼いたい人必見!】オスは甘えん坊、メスはツンデレ!? 飼いやすさに違いはあるの? 動物看護師に聞いてみた
生活のパートナーとして、猫を迎え入れたいと考えたことはありませんか。そのとき、オスの猫とメスの猫のどちらを飼うのが自分に合っているか、分からないと思った人は多いと思います。オス猫とメス猫とでは飼いやすさに違いはあるのでしょうか。動物看護師のfujimaruさんに教えていただきました。 【要注意】意外すぎる「皮」も絶対ダメ! これが「犬猫が食べたら危険なもの」11例です
生まれ育った環境によって性格が変わる
Q.そもそも、猫を飼いたいと思ったときは、どのようなことを検討すべきなのでしょうか。 fujimaruさん「猫の寿命は約15年なので、子猫から飼い始めるとしたら15年間最期までお世話できるのかを考えるのは必須ですね。適した環境やご飯を用意できるか、病気になったときにかかりつけ病院をどこにするかなど、あらかじめ考えておきましょう。また、病気予防のために避妊、去勢手術をすることも検討しておきましょう。 キャットフードとご飯皿、水皿、猫砂とトイレ、爪とぎは最低限用意しましょう。トイレは匹数+1個あると良いです。猫が隠れるためのテントのほか、上り下りの運動ができるようにキャットタワーを準備するのもお勧めです。さまざまな種類の猫砂があり、紙やおから、小粒、大粒などがあります。猫の好みに合わせて用意しましょう。 さらに、猫特有ですが、『猫がソファで爪とぎをする』『猫の毛が洋服などにくっつく』ということが当たり前なので、対処法やどこまで許容できるかなども話し合っておいた方が良いと思いますね」 Q.オス猫とメス猫とでは、飼いやすさに違いがあるのでしょうか。 fujimaruさん「一概に『オス(メス)だから飼いやすい』といったことはないと思います。体格や体重は種類にもよりますが、オス猫の方がやや大きいサイズかもしれません。性格はオス猫の方が甘えん坊な傾向にある一方、メス猫は凛としていて、ツンデレな面もあります。これらを基準に迎え入れる子を決めても良いかもしれません。 性別よりも生まれ育った環境や野良かどうか、親猫といた時間の長さなどで、性格は変わってきます。また、生後6カ月くらいになると去勢手術をしなければなりませんが、メス猫の場合、手術でおなかを開かなければならず大変です。そのためオス猫の方が手術費が安いです。 ちなみに、去勢手術をしなかった場合、オス猫はスプレー行為というにおいが強いおしっこをするほか、メス猫は赤ちゃんが泣くような声で鳴くことがあります」 Q.オス猫、メス猫を世話する際のポイント、注意点について、それぞれ教えてください。 fujimaruさん「オス猫、メス猫に共通して言えることは、出産を望まないのであれば避妊、去勢手術をすることが重要です。生殖器が発達した生後6カ月くらいで去勢手術をすることで、先述のスプレー行為の抑制や生殖器の病気の予防につながります。 また、オス猫、メス猫問わず、毎日清潔なお水を用意してあげること、トイレをきれいに保ってあげることも重要です。猫はきれい好きなので、トイレをきれいに保っておかないと、排せつを我慢してしまったり、ぼうこう炎や便秘になってしまったりすることがあるんですよ。加えて、長毛の子は毛玉になりやすいので、できるだけ毎日ブラッシングしてあげるのが理想です」 * * * オス猫とメス猫とでは、体調面で気にする箇所が少し違うということが分かりましたね。また、猫の性格は性別も多少は関係するかと思いますが、生まれ育った環境や親猫とどのくらい一緒にいたかなどに影響を受けるということです。そのため、一匹一匹の性格を理解して飼うことが重要です。また、猫を飼い始める際は、最期までお世話をすることを念頭に入れて、迎え入れるようにしましょう。
オトナンサー編集部