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菊池、大谷、佐々木と続く好投手の系譜。 今年も岩手に要注目の怪腕が2人いる

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スポルティーバ厳選! 高校野球 47都道府県の注目選手岩手編  新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」が中止となり、その替わりに、各都道県は独自の代替大会を行なうとしている。岩手では7月1日から県独自の代替大会がスタート。白熱の試合が期待される中、注目選手を紹介する。 「悲劇の世代」屈指の好投手が悩める胸中を激白  好投手が生まれる県として定着しつつある岩手県において、今年の注目は花巻東の松本遼大(りょうだい)と盛岡大付の大久保瞬の両右腕だ。  本格派の松本は、滝沢二中時代は軟式野球部に所属し2番手投手だったが、高校入学当初から期待され続けた選手だった。上背を生かし、柔らかさも兼ね備えた投球フォーム。1年秋には同校の大先輩である菊池雄星(マリナーズ)や大谷翔平(エンゼルス)といった歴代の好投手たちが背負った出世番号「17」をつけて、東北大会のマウンドに立った。  だが、2年生になると成長曲線は緩やかになり、夏の甲子園ではベンチ外に。同年秋の東北大会では登板機会こそあったが、エースナンバーを背負うことはなかった。  ところが、ひと冬越えて急成長。体重増加に加え、精神面もたくましくなり、エースになるという自覚も芽生え、チーム内の信頼を勝ち取った。全国で唯一、新型コロナウイルスの感染者が出ていない(6月28日現在)岩手では4月から学校生活が再開され、練習試合も県内限定で行なわれてきた。  そんななか、松本は投手陣の柱として登板機会を増やしエース格に成長。140キロ中盤に迫るストレートはまだまだ伸びしろがある。周囲からは「指先の感覚がすぐれている」と評価されるように、スライダー、フォーク、チェンジアップの変化球も一級品になる可能性を秘めている。大化けの予感漂う本格派右腕のいっそうの飛躍が楽しみだ。

一方、サイドハンドの大久保も今年に入って急成長したひとり。出身は神奈川で南加瀬中時代は横浜港北ボーイズのエースとして活躍。当時から横手投げで、高校入学当初は"かわすタイプ"の投手だった。  1年秋の東北大会でベンチ入りを果たすと、そこから頭角を現して2年秋には背番号10ながらエース級の活躍を見せる。東北大会の弘前東高との試合では14奪三振の完封勝利。ナチュラルにシュート回転するストレートはとくに右打者に有効で、2種類のスライダー、シンカーも丁寧に投げ分ける。また、昨年秋の公式戦が終わってからカーブを身につけ、投球の幅がさらに広がった。今年に入り球速は145キロまで伸びるなど、大久保の進化はまだまだ続く。  ほかには、盛岡四高の長身左腕・山﨑諒は緩急を武器に打たせて取るピッチングが身上で、旧チームから登板機会が多い。昨夏の岩手大会4回戦では大船渡高の佐々木朗希(現・ロッテ)と投げ合うなど、経験値の高さも魅力だ。  また、140キロを超えるストレートが魅力の高田高の佐藤真尋(まひろ)も注目のひとりで、県立校にも好投手が揃っている。  野手では、スケールの大きい打撃が魅力の花巻東・水谷公省(こうしょう)に注目だ。2年時から主軸を担い、昨年夏はチームの4番として甲子園の舞台にも立った。とくにインコースのさばきがうまく、相手投手の威力あるストレートにも差し込まれないリストの強さとバットコントロールを兼ね備える。

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