篠原ともえ「ユーミンさんはすごい!」コンサート衣装を担当した当時のやり取りを明かす
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの新番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。2020年12月26日(土)放送のお客様は篠原ともえさん。ここでは、コンサート衣装を担当したユーミンこと松任谷由実さん、松任谷正隆さんご夫妻とのエピソードを語りました。
土曜日の夕方17時から、たった1時間だけ営業する架空の旅行会社「エウレカドライブコーポレーション(EUREKA DRIVE CORPORATION)」通称“EDC(イーディーシー)”。毎回多彩なジャンルのゲストを招き、そのゲストの思い入れのある地、ゆかりの地をめぐりながら、さまざまなエピソードを引き出していきます。 * 篠原さんは16歳で歌手としてデビュー。その後、数々のテレビ番組に出演し、独自のファッションスタイルと人懐っこいキャラクターで「シノラーブーム」を巻き起こしました。現在は衣装デザイナーやイラストレーターとして活躍されるほか、大の天文ファンとして知られています。
◆ユーミン、嵐のコンサート衣装を担当
川島:現在は、衣装デザイナーとしても活躍されていて、いろんな方の衣装を手がけられていますね。 篠原:はい。2013年に松任谷由実さんのコンサート衣装を担当させていただいてから、嵐さんのコンサート衣装など、70体以上、デザインさせてもらっています。シノラー時代から自分でお洋服を作ったりしていたので、その夢が叶った形で、いま仕事をさせてもらっています。 川島:どういう経緯で松任谷由実さんのデザインをすることに? 篠原:ユーミンさんの旦那さん、松任谷正隆さんのラジオに出演させていただいたときに、「最近は、自分で衣装デザインをしたり、ライブの衣装は全部作っているんです」っていう話をしたら、「ユーミンに着せるとしたら、どんな衣装デザインがいいと思う?」って聞かれたので、その場で興奮してデザイン画を描いて、「素材はこうで、シルエットはこうで、こういうのはどうでしょう?」って言ったら、「おもしろそうだからやってみる?」と言っていただいて。 川島:すごい流れですね! 篠原:その後、衣装デザインのプレゼンをして、そこで本格的に決まりました。 川島:篠原さんのデザインを見た、ユーミンさんから感想などはありました? 篠原:ユーミンさんはすごいですよ。私がデザイン画を見せると、そのデザイン画に対して、歌のように歌詞をつけてくれるんですよ。 川島:えっ? 衣装に? 篠原:はい。私が真っ赤なマントをデザインしたら、「これは、アンダルシアにいそうな戦う女性に見えるから、アンダルシアの騎士ね」とか。そのタイトルに対して正隆さんが、「それいいね、じゃあ今度は、そのタイトルに対してデザインを作ってきて」って言って。デザインサロンみたいでした! 川島:登場人物が全員天才! 話がポンポン進むんですね。すごい! 篠原:ご夫婦のクリエイションのなかに招いていただいたような形ですね。 川島:やっぱり、すごいご夫婦ですね。 篠原:憧れですよ。 (TOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」2020年12月26日(土)放送より)