トゥヘル監督就任のチェルシー、新体制で飛躍しそうな選手5名
チェルシーは26日、トーマス・トゥヘル氏の新監督就任を発表した。クラブ史上初のドイツ人指揮官は、27日に行われるプレミアリーグ第20節のウルヴァーハンプトン戦で、早くも初陣を迎える。 監督が代われば、起用されるメンバーも変わるのがサッカー界。イギリスメディア『Football365』は、「トゥヘル就任を喜んだであろうチェルシーの5選手」を紹介している。
クリスティアン・プリシッチ
トゥヘル新監督の就任を喜んだ選手として一番に名前が挙がったのはプリシッチだ。2016年に当時17歳だったプリシッチをドルトムントでプロデビューに導いたのがトゥヘル監督。恩師とは4年ぶりの再会となる。 フランク・ランパード前監督も「違いを生み出す選手」としてプリシッチを重用し、今季からは“背番号10”に指名するなど信頼を寄せていたが、ここ最近は精彩を欠いていた。「些細なことでも日々のトレーニングで気づいたことを彼はフィードバックしてくれる」と、プリシッチはかつてトゥヘル監督の指導について語ったことがあるが、再び共闘することで復調が期待できる。 ちなみに、トゥヘル監督がドルトムントを率いて戦った最後のゲーム、2016-17シーズンのDFBポカール決勝で、プリシッチは決勝点につながるPKを獲得。惜別の一戦となったラストマッチに華を添えた。恩師のチェルシーデビュー戦でも、勝利につながる活躍が期待される。
ティモ・ヴェルナー
プリシッチ以上に今回のがプラスに働きそうなのがヴェルナーだ。トゥヘル監督の指導を受けるのは初めてだが、同胞の指揮官の下でプレーできるメリットは大きい。 チェルシーに加入した今シーズンはまずまずのスタートを切ったものの、昨年11月以降は公式戦1ゴール。直近のFAカップ・ルートン戦では、PKを失敗した後にうつむく姿がテレビカメラに捉えられていた。自信を欠いているのは明らかで、監督交代が良い意味でのターニングポイントとなることが期待される。 ランパード政権下では、ポジションを左サイドに固定されすぎたことが不振につながった一つの要因ではないかと『Football365』は分析。稀代の戦術家と知られ、パリ・サンジェルマン監督時代にはネイマールやキリアン・エンバペの持ち味を存分に発揮させたトゥヘル監督なら、ヴェルナーを真のエースへと飛躍させてくれるかもしれない。