侍ジャパン無敗で決勝へ 井端監督「明日は内容じゃない。結果だけこだわってやっていく」
<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:日本9-6台湾>◇23日◇東京ドーム 【写真】清水達也「ミラクルキャッチ」大ピンチで火消し 侍ジャパンが決勝“前哨戦”を勝利で飾った。これで今大会無傷の8連勝とし、国際大会27連勝となった。井端弘和監督(49)は「難しい試合だったんですけど初回の4点が大きかったですし、追いつかれたところでまた突き放せたのは試合を楽にしたのかなと思います」と振り返った。 試合前に行われた米国-ベネズエラ戦で米国が勝利したことで、2大会連続決勝進出が決定。同じく決勝進出が決まった台湾は、予告されていた林■(■は日の下に立)■(■は王ヘンに民)投手(21=ダイヤモンドバックス傘下3A)から陳柏清投手(26)に先発を変更する異例の対応を見せた。 侍ジャパンは初回に村林一輝内野手(27)の先頭打者本塁打など4点を先制。1点差に詰められた直後の5回には清宮幸太郎内野手(25)の2点適時三塁打を含む3点を追加、さらに6回には辰己涼介外野手(28)の2点適時二塁打が飛び出し、取られたら取り返す力強い攻撃でリードを譲らなかった。お立ち台に上がった清宮も「満塁で回ってきたんで、来たぞ来たぞと、ほんとワクワクした気持ちで楽しんで打席に入れました。本当に勝てて良かった」と喜んだ。 投げては先発の早川隆久投手(26)が5回に制球を乱し1点差に詰め寄られると、無死満塁のピンチで降板。ここで登板した2番手・清水達也投手(25)が併殺と空振り三振で見事に火消し。その後も継投策でリードを守り抜き、今大会唯一の無敗をキープして決勝進出。 大会連覇まであと1勝に迫り、24日に台湾(東京ドーム)と再び相まみえる。指揮官は「明日は内容じゃない。結果だけこだわってやっていこうと思います」と引き締めた。 ▼日本が今大会無傷の8連勝で大会連覇に王手。プレミア12は第1回(15年)優勝の韓国が6勝2敗、第2回(19年)優勝の日本が7勝1敗で、大会史上初の全勝Vなるか。 ▼日本が決勝に進出した。日本のプレミア12決勝進出は優勝した19年の第2回大会以来2度目。プロが参加した国際4大会で日本の決勝進出は8度目(五輪=1度、WBC=3度、プレミア12=2度、アジアチャンピオンシップ=2度)だが、過去7度は全て優勝している。