「表情が乏しい」「退屈そう」と言われてしまう人は、顔のあるパーツを意識すると印象が劇的に変わる!
表情が乏しい、表情が固い…とよく言われる人は、顔のどのパーツを意識すると効果的だと思いますか? 「あなたの印象」は、顔の表情や手の動きなど「言葉以外」のコミュニケーションによって意外と形作られているものです。「デキる人」「残念な人」と印象を分けるポイントも、実はそうした一瞬のクセだったりするもの。新刊『仕事のしぐさ図鑑 「デキる人」「残念な人」を決める50のポイント』では、なにげなくやってしまう「しぐさ」が相手に与える印象や、自分のイメージをも変えられるちょっとした「しぐさ」のポイントがまとめられています(オンラインミーティングでのコツも必見!)。同書より今回は、プレゼンなどで相手にアピールする顔の動きを紹介します! ● 眉の動きを意識すべし! 周囲の人から、「表情が乏しい」「表情が固い」「退屈そう」とよく言われる、という人はいませんか。あるいは、プレゼンのときに表情豊かに相手に訴えかけたくてもうまくできない、という人はどうでしょう。そんな悩みをお持ちの方は、顔のあるパーツを意識すると、表情豊かに一変します。 それはどこか? 「眉」です。 眉を上に持ち上げると、自然と目に表情が出て明るい印象となり、相手もつられて話の内容が魅力的だと感じます。プレゼンや商談では、競合他社の話をするときにはあえて眉間にしわを寄せて、真剣な表情を作ることで、コントラストをつければさらに効果的です。 *そうはいっても、眉が思うように動かせない、という方も多いでしょう。そんなときのトレーニング法も『仕事のしぐさ図鑑』に説明されてますので、ご参照ください。
著者:荒木シゲル(あらき・しげる) コミュニケーション・トレーナー/パントマイム・アーティスト アクトバート合同会社代表、FACS認定コーダー、デジタルハリウッド大学大学院客員教授、CG-ARTS協会委員 高校卒業後にイギリスの美術大学に留学し、卒業後はデズモンド・ジョーンズに師事、パントマイム・アーティスト、俳優として活動。ロンドン市内の劇場で4つのソロ公演を興行、イギリス国内外の雑誌、新聞等で取り上げられた。アジア人パフォーマーの代表として故マーガレット王女に招かれ、晩餐会でパントマイムのデモンストレーションを行ったこともある。1998年に帰国後は、CGキャラクターアニメーションのアドバイザーとして映像、ゲーム制作に関わる。また、ヒューマノイドロボット研究者の集まる「デジタルヒューマンワークショップ2005」、国内外のCGクリエイター・研究者の集まる「シーグラフアジア2009」、スイス、チューリッヒ大学でのシンポジウムなどで身体表現に関する講演を行う。現在は、即興演技・パントマイムを取り入れたコミュニケーションセミナー「コムトレーニング」を、企業や学生向けに開催している。 著書に『伝わり方が劇的に変わる! しぐさの技術』(同文舘出版)、『動くキャラクター作りの本』(ボーンデジタル)など。
荒木シゲル