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コロナ禍が招いた悲劇…将来有望な19歳のGKが自ら命を絶つ

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footballista

文 Chizuru de Garcia  新型コロナウイルス感染拡大の勢いは止まらず、アルゼンチンサッカー界でも活動再開の具体的な目処がまだ立たず、先が見えない状況下で、選手たちをはじめとする関係者たちは誰もが経済面での不安を抱いている。  収入減による報酬未払いのケースはどのクラブでも見られ、全職員に期日どおり給与が支払われたのは、4月中旬時点でボカ・ジュニオールのみ。スーペルリーガ(アルゼンチン1部リーグ)には4月分のテレビ放映権が支払われ、全クラブに配当金が送られたが、それでも最低限の経費を補うだけで精一杯という状態だ。  メディアはSNSを駆使して選手のインタビューをライブで配信したり、NGOとタイアップして選手たちが参加するビデオゲームのトーナメントを放送したりと、様々な工夫を凝らしながら明るい話題を提供しようと試みているが、そんな中で非常に悲しいニュースが飛び込んできた。コロンの下部組織に所属していた19歳のGKアレクシス・フェルリーニが、自らの命を断ってしまったのだ。

クラブとの契約非更新が悲劇を呼ぶ

 昨年のコパ・スダメリカーナで準優勝に輝いたことで国際的知名度を高めたコロンは、“才能の宝庫”と言われるサンタフェ州のクラブだ。同州の下部リーグにはアルゼンチン全土からスカウトが訪れることで知られており、フェルリーニも注目される人材の1人だったが、去る4月15日、突然自殺を図った。  父親の話によると、フェルリーニはコロンとの契約が更新されなかったことでひどく落ち込んでいたという。  「家庭に問題があったわけでもなく、ガールフレンドとも仲良くしていたが、コロンとの一件から急に態度が一変し、私の手元からいなくなってしまった。クラブの役員たちは若い選手たちをどれほど傷つけているかわかっていない」。父親はそう語り、契約が更新されずフリーになる若手に対してクラブ側からサポートがなかったことを責めた。  フェルリーニの父は「アルセナルとプラテンセが獲得に興味を示していたが、交渉する間もなかった」とも語っているが、4月19日時点でこの件に関するコロン側からの声明は公表されていない。

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