「三井アウトレットパーク木更津」の初売りに潜入取材! エディターの戦利品とは
いま、定番スニーカーが欲しいワケ
「何か欲しいものが見つかるといいなあ…… 」とぼんやり先輩の買い物を眺めていたが、普段スニーカーの企画を担当する私は「アディダス」の店舗を見つけるやいなやギアチェンジ。幅広いラインナップとアウトレット価格からさらに50%オフという驚きの割引率に惹かれ、店内をくまなく探索した。50%オフセールの対象商品を中心にチェックしていたつもりだが、結局購入したのは対象外の「キャンパス 80s」と「スーパースター レースレス」の2足だった。 アディダスの店内で、リサイクル素材を使用したサステイナブルコレクション「クリーン クラシックス」が目に入り、ふと、2021年に不朽の名作「スタンスミス」がリサイクル素材でリニューアルされるというニュースが頭をよぎった。各ブランド、とくに「ナイキ」や「アディダス」はサステイナブルなプロダクトづくりを牽引する存在で、環境に優しく、かつクールなアイテムを生み出し続けている。しかし、いちスニーカーファンとしては“何度も履きつぶしてきたあのモデル”の仕様が変わるのは少しだけ寂しい。なので、各モデルの素材が変わる前に、中学生の頃から履き続けている定番モデルを買い足したというわけだ。 その後、先輩エディター・稲垣さんとともに、初売り価格でオトクになった「テンピュール」の枕を購入。その次に足を運んだのは、ソーシャルディスタンスを保つため入場制限をかけたせいか、大行列が出来ていた「ナイキ」だ。15分ほど待ったのちに案内され、とりあえずラインナップをチェック。「“ハイプ”なスニーカー人気は落ち着いてきたといっても、『エア ジョーダン』のレトロシリーズはほとんどアウトレットには並ばないようだ……」「発売当初は即完売したモデルもあった『スペース ヒッピー』シリーズがかなりオトクに買える」「コラボモデルは数少ないけど、『GYAKUSOU ズーム ペガサス 36ズーム ペガサス 36』は気になるな……」と考えながら1点1点モデル名を確認しつつ店内を一周したものの、購入にはいたらなかった。 つぎは「アシックス」に入店。デザイナーのキコ・コスタディノフやスタイリストのステファン・マンらによるブランド「アフィックス」(AFFIX)とのコラボをきっかけに興味を持ったモデル「ゲル キンセイ」を発見。シルバー×ブルーという珍しい配色と独特な形状のソールガ気に入り即購入した。隣の店舗のモンベルでも、入店してすぐにキャップを買った。 これにて私の初買いは終了! 今年こそは“攻めに攻めた”買い物記にしたい!と思っていたが、結局“27歳のリアル”買いになった。購入品の総額はおよそ4万円。先輩エディター・稲垣さんの一着分にも満たない感じである(笑)。
文・近藤玲央名(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)